米国株式市場=反落、マイクロソフトの下げやFRB高官発言が圧迫
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きょうのNY株式市場、ダウ平均、ナスダックとも反落しました。
3連休前ということもあり、上げが一服し、調整売りが出ました。
今週はFOMCなど重要イベントが目白押しでしたが、米株式市場の楽観的な雰囲気が確認され、ダウ平均は3週連続で週足で陽線引けとなっています。
FRBは今週のFOMCでこれまで10回連続で実施して来た利上げを停止し、株式市場が望んでいたことを実現した格好ですが、FRBは年内にあと2回の追加利上げを行うことを示唆してもいます。
タカ派なサプライズではあったものの、利上げサイクルの終了近しという楽観的なムードに変化は与えなかった格好で、むしろソフトランディングへの期待が高まっています。
実際のところ投資家たちはこの動きが持続可能なのかと、様々な理由を探しているんじゃないでしょうか。
本日はオプションのまとまった期日到来があり、ボラティリティと出来高が高かったです。
予測によると、株式や株価指数に関連した約4.2兆ドルの取引が満期を迎えていたようですが、特に波乱はなかった模様。
VIXは14台割れまで低下して楽観度合い増。
私見ではヘッジ途であれ、仕込んでみてもよい水準だと思います。FRBからの情報発信が先のFOMC以降、ここまで市場で無視される、もっと言うと。バカにされたことは1990年以降は殆どないと思います。当局者の発言で市場参加者を心理的に誘導することが、過度とも言える市場変動を抑制する主たる手段になりました。ブラックマンデーのあった1987年のグリーンスパン議長以降の話です。今後、FRB筋からは相当にタカ派は発言が、8月のジャクソンホールも含めて出ると見て良いと思います。
パウエル議長は余計なことを喋り過ぎだね。あまりこの仕事に向いている人だとは思えない。あんなこと言えば、銀行システム不安があるので利上げしたくてもできないんだろと市場に見透かされるのがオチだよね。で、余計に銀行不安を煽るという悪循環かな。