中国5月指標、生産・消費ともに予想下回る伸び 若年失業率最高に
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昨年0.4%成長と低迷した4-6学期。今年は前年同期比で最低限8%、できれば二桁成長しないと、通年目標の5%には届かないでしょう。経済をめぐる現状は黄色信号だと見ています。
若年層の失業率に注目が集まっています。
新型コロナウイルス感染症からのリオープン(経済再開)を受け、堅調なサービス消費を背景に、全体の失業率は緩やかな低下傾向にあります。昨年の上海ロックダウンなどで落ち込んでいた反動あり、5月の社会消費品小売総額は前年同月比12.7%増、中でも飲食店収入は同35.1%増となっています。全体の失業率も、一年前の5.9%から、足ともでは5.2%まで低下しています。
失業率全体では緩やかに改善方向に向かっている中で、若年層の失業率は急上昇しています。また、同統計の過去のトレンドを見てみると、中国の卒業時期直後となる7月にピークをつけていて、今後数か月さらに上昇する可能性は高いと思われます。6月から大学、大学院から卒業する学生の数は1100万人です。
これでは失業率をもっと引き上げていきます。
新しい経済政策は必要となっているが、どんな政策が出されるでしょうか。