[サンフランシスコ 14日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムのクラウドサービス部門「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」の担当幹部はロイターに対し、米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)の人工知能(AI)向け半導体の新製品の採用を検討していることを明らかにした。ただ、最終決定はしていないと説明した。

AWSはクラウドサービスでAMDの新製品「MI300」を使うことを公式には公表していないが、アマゾンのエラスティック・コンピュート・クラウド担当副社長、デイブ・ブラウン氏がAMDのイベント中に表明した。

AI向け半導体事業はエヌビディアが首位で、追い上げるAMDはAI市場に対する戦略を説明した。

AMDのリサ・スー最高経営責任者(CEO)はロイターとのインタビューで、「多くの人が選択肢を求めており、データセンターで必要な製品をカスタマイズする能力を求めるようになることに賭けている」と語った。

AWS担当のブラウン氏は「AWSとAMDの間の具体的な着地点はまだ一緒に検討中だが、われわれのチームが共に検討していることだ」とし、「既存のシステムに導入できるように設計してくれたことでわれわれは恩恵を受けられる」と言及した。