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子どもの風邪、GW後急増 ヘルパンギーナ・RSウイルス―コロナ下に減、免疫低下か

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    順天堂大学医学部総合診療科 准教授

    コロナの5類への移行前後で比較することにはあまり意味はなく、単純に、ヘルパンギーナとRAウィルスが流行してきているのがわかるだけです。むしろコロナ流行前の2019年以前と比較して、感染者数がどれくらいなのかを比較すれば、今回の流行がどれくらいの規模なのかが分かります。

    国立感染症研究所の報告を見ると、ヘルパンギーナは過去5年間と比較しても感染者数が突出して増えています。2013年からのデータと比較しても、この時期にヘルパンギーナが急増した年はありません。

    RSウィルスは、2021年と同等の増加数ですが、2020年以前と比較すると、感染者数は増えています。それまでのピークは秋口だったものが、7月ごろがピークになるように5月ごろから増えている傾向があります。

    原因は明らかではありませんが、どちらの感染症も5月から感染者数が増加している傾向があり、これはコロナ以前とは違う増え方であることがわかります。感染対策の緩みと共に感染症が増えるという考え方は理解できますが、この変化の原因を記事のように根拠なく免疫力の低下と考えられるとして、結論づけるのではなく、その他のデータとすり合わせて検討する必要があります。

    RSウイルスは致死的な感染症ですが、米国でワクチンの実装が進んでおり、今後はワクチンで防げる感染症になりますので、日本で実装された際には、子供をお持ちの方は接種することを推奨します。


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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    「免疫低下」と聞いて、勘違いされる方が多そうなので補足します。

    パンデミック中にマスクや手洗いをしたことで、免疫の機能全体が低下し、感染症に弱くなり、感染しないはずの病原体にまで感染するようになったと理解される方もいるかもしれませんが、そういう意味合いは大きくないと思います。

    例えば、本来なら2022年にヘルパンギーナに感染していたであろう一定数の子どもがマスクと手洗いによって防がれ、その子たちの感染が2023年に遅れて起こり、数が増えた可能性があるという意味合いが大きいと思います。

    この場合、2022年に感染をしていれば、一定期間その病原体に対する「獲得免疫」ができ、2023年には一定確率で防がれることになりますが、そういう子供がほとんどいなかったため、2023年に感染流行が起こりやすくなった、これをここでは「免疫低下」と表現しているはずです。

    当然特定の病原体に感染しなければ、予防接種を受ける以外にはその病原体に対する「獲得」免疫は得られませんが、それ自体は(病気にならずに済んでいるので)必ずしも悪いことではありません。

    また、RSウイルスは予防接種の普及が間近です。予防接種は感染よりもはるかに安全な免疫の獲得方法となりますので、現段階では風邪全てに対応できるわけではありませんが、RSに関しては待望の予防接種ということになるでしょう。


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    専修大学 商学部教授

    記事に書かれている通り、コロナ警戒のために人との接触を控えていた期間、免疫を獲得する機会も少なかったことが原因の一つだと思います。

    ヘルパンギーナは「コクサッキーウイルスA群」が原因のウイルス性感染症です。RSウイルス感染症は、名前の通り「RSウイルス」に感染することによって引き起こされる感染症です。

    両者ともに乳幼児かかる頻度が多く、原因を抑える医薬品(抗ウイルス薬)は認可されていません。治療については短期間の療養ですむことが多く、その間病気の症状をやわらげるために鎮痛解熱薬などの対処療法で対応されています。


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