「新しい資本主義」改訂案 生成AIの開発強化や労働市場改革の推進など盛り込む
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今までどこかで言ってたようなことを言葉だけ変えてる感があります。
「アベノミクスでは第3の矢が全然できてなかったので、私がやります」と言ってもらった方が分かりやすい。
注目のコメント
「この1年の間に、『スタートアップ育成5か年計画』『資産所得倍増プラン』、そして『三位一体の労働市場改革の指針』と、具体的に政策が着実に進展してきた」とのことですが…
先日の国税庁による信託型ストックオプションの見解(の是非はともかく)は、スタートアップ育成と資産所得の倍増に明らかにマイナスの影響を与えると思うのですが、どこが「具体的に政策が着実に進展してきた」といえるのでしょうか?
岸田政権は、こうした矛盾や非論理的な政策を屁理屈で誤魔化して推進しようとしてる点と、それを止めることができない点に問題があります。そして、それを批判できない、しようとしないメディアにも問題があります。生成AIに関してToDoを要約しておきます。政府としては、AIガバナンスを年内に報告、政府内で試験利用。AI開発者向けには、計算資源の整備、公的データ利用可能に、(学習)データ整備、あたりに注目しました。基本的には良い方向です。
【リスク対応】
・G7合意の「広島AIプロセス」に沿って議論を進め、ガバナンスの在り方を本年内に報告する。ガバナンスとは、何らかの法制度、監査・認証制度、ガイドライン等。
【AI利用促進】
・データ連携基盤の構築、DFFT構想の具体化、人材育成、スタートアップの事業環境整備を進める。
・政府機関で試験的な利用等を開始し、知見を集積し、共有する。
・教育現場の生成AI利用ガイドラインを本年夏までに策定する。
【AI開発力の強化】
・AI開発のインフラとして計算資源の整備・拡充を迅速に進める。
・公的機関保有データを、企業・大学等に開発用にアクセスできる仕組みを構築する。
・AIニーズが大きい分野のデータを整備する。
・データセンターの分散立地、AI計算に適した省エネ型半導体等の開発を促す。「新しい資本主義」という言葉。当初は、格差や外部経済性など資本主義の負の側面を強調し、「行き過ぎた競争の是正」みたいなニュアンスで登場し、個人的には違和感が強かったですが、徐々に「資本主義の枠組みの中で今追及するべき新しいテーマ」くらいの意味に大きく修正されてきましたね。一応、重要テーマとして賃上げは残ってますが
過ちては改むるに憚ること勿れ、ということで良く言えば「柔軟/臨機応変」と言えますし、悪くとらえれば軸がない、言葉が軽いとも言えます
今一つ捉えどころがない岸田政権。でも実は重要なことをさらっと決めたり、そこそこ支持率も高い不思議な状態です
安部さんの長期政権の前は海外の人に「日本はコロコロ首相が変わるのに政治的空白がなく動いているのがすごい」と言われたものですが、日本における首相という存在はそういうものなのかもしれませんね