[ニューヨーク 30日 ロイター] - 金融分析会社S3パートナーズのデータによると、米半導体大手エヌビディア株の空売りによる時価評価損が3営業日で41億ドルに達したことが分かった。

エヌビディアの株価は先週25日以降で合計約31%上昇。年初来の上昇率は約174%となった。前日は米祝日で休場だった。

30日には時価総額が半導体メーカーとして初めて1兆ドル台に乗せた。

S3のマネジングディレクター、イホール・ドゥサニウスキー氏は、エヌビディア株に対するショートカバーが膨らんだが、アップル、テスラ、マイクロソフトに続き、米国で4番目にショートが多いとした。

ドゥサニウスキー氏によると、エヌビディアの空売りによる時価評価損は23年で約90億ドルという。