[香港/上海 29日 ロイター] - 米電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が今週、3年ぶりに中国を訪問するもようだ。複数の関係者によると、中国政府高官と面会し、上海のテスラ工場を視察する予定という。
面会する政府高官の名前は不明。テスラと中国国務院情報弁公室のコメントは得られていない。
ロイターは3月、マスク氏が中国訪問を計画しており、李強首相の予定の調整が付けば4月にも会談したい考えだと報じた。
[香港/上海 29日 ロイター] - 米電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が今週、3年ぶりに中国を訪問するもようだ。複数の関係者によると、中国政府高官と面会し、上海のテスラ工場を視察する予定という。
面会する政府高官の名前は不明。テスラと中国国務院情報弁公室のコメントは得られていない。
ロイターは3月、マスク氏が中国訪問を計画しており、李強首相の予定の調整が付けば4月にも会談したい考えだと報じた。
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イーロンマスク氏が中国を訪問し、李強首相との面会を調整していることは4月頃から言われていました。
テスラにとって中国は「製造の1/2、販売の1/3」を占める最も重要な国。トヨタにとっての日本(製造の1/3、販売の1/8)よりも重要な国です。
テスラにとっての中国:製造の1/2、販売の1/3
トヨタにとっての日本:製造の1/3、販売の1/8
先月には上海で自動車生産工場に加えて「大型蓄電池工場」の建設も発表しました。
テスラは米国企業であるとともに中国企業でもある。
一方、世界のEV市場において独走してきたテスラはBYDの猛追を受けています。PHVも合わせた台数では既にBYDがテスラを上回っていますが、BEV単体でも今年はかなりの接戦になる見込みです。
EVで世界制覇を目指す中国は、国内でテスラを優遇することで自国メーカーの発展を促してきた面があります。所謂「ナマズ効果(子魚のいる池にナマズを入れることで子魚を元気にする)」です。しかし、今や子魚(BYD)は大きく成長してナマズ(テスラ)を追い越す勢いです。今後のテスラと中国政府の関係は世界のEV市場にとって極めて重要になります。
ちなみにイーロンマスク氏の大統領選挙出馬が度々噂されてきましたが、次回(2024年)はなくても次々回の大統領選挙(2028年)は十分にあると思います。20世紀初頭(1916年)にヘンリー・フォードが共和党の大統領候補に立候補(結果的には惨敗)しましたが、中国とのパイプも強いイーロンマスク氏なら当選の可能性は十分にあるのではないでしょうか。
マスク氏にとって中国は絶対に関係を維持しなくてはいけない国になっています。
テスラが中国から撤退したら株価はメチャクチャ落ちると思います。
誘致するときは甘い顔をする中国ですが、いつまでマスク氏に気を使うかわかりません。
今回の政府高官との面会は重要です。
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