2023/5/14

【ルポ】インドで感染症の撲滅が難しい意外な理由

NewsPicks 編集部 記者・編集者
「世界3大感染症」と言われる、エイズ、マラリア、結核。
年間250万人以上の命を奪う人類の脅威に対抗するため、グローバルファンドをはじめ多額の資金が感染対策のために投じられている。
それらの資金は、世界の結核患者の26%を占める「結核大国」インドにも流れ込む。
インド政府は2025年までの結核撲滅を目指して様々なプログラムを実施、インドの結核罹患者は大きく減少してきた。
だが、依然としてインドの結核罹患率は世界平均を上回る。
インドの結核撲滅を難しくしている要因は何だろうか。現地を取材してみた。
INDEX
  • 公的医療機関が弱すぎる
  • 農村では「医者よりシャーマン」
  • ベンガルトラの住む森
  • 「公衆衛生のラストワンマイル」
  • 制圧まで、あともう少し

公的医療機関が弱すぎる