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米メルク、バイオ医薬のプロメテウスを買収へ-約1.4兆円

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    専修大学 商学部教授

    製薬企業のビジネスは、
    (1) 開発費用が莫大
    (2) 開発期間が極めて長期
    (3) 成功すれば販売額が大きい、特定の領域ごとにトップに位置付けられる製品が独占ないしトップ3製品程度が寡占
    (4) 特許期間が過ぎれば模倣品がでてきてこれと競争しなければならなくなり、オリジネーターの製品寿命は終わり利益は激減する
    という特徴を有します。

    米メルク社は、免疫チェックポイント阻害薬(抗がん剤)キイトルーダの世界売り上げが、現時点で日本円換算7000億円/年程度に上り、依存度が大きい状態にあります。米国など主要国では医薬品の基本特許は20年間保護されるものの、特許期間は研究途中から計算されるため発売後の残存期間ベースでは大体10~15年程度になります。キイトルーダの基本特許は2028年に期限を迎えることから、メルク社としては次の主力を具現化しないといけない深刻な事情があります。

    近年、医薬品の研究開発は、基礎研究に関しては極めて高額な費用が掛かることから、グローバル大手企業でさえ内製化を縮小し、外部からの導入を進める企業が増えています。その結果、製品獲得や企業買収の費用は高騰しています。

    製薬企業の買収金額として「兆円」単位の買収は珍しくはありませんが、米プロメテウス・バイオサイエンシズ社の買収で業界関係者が驚くであろうことは、「現在売り上げがほとんどないにも関わらず」ということで、基本技術の獲得に対して投資する金額としては、極めて高額な買収事例と言えます。


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    順天堂大学医学部総合診療科 准教授

    製薬会社の買収が加速している印象です。
    昔は大きな製薬会社が独自の医薬品を開発していたのに対して、近年は他社を買収することで低リスクで医薬品を手に入れる方式に移行してきています。

    免疫疾患も癌も、まだまだ新たな治療法が求められている領域であり、新薬が開発されると数百万円から数千万円という値段がつけられます。

    医薬品のインフレは大きな問題として挙げられていますが、とても難しい課題で、値段が高くなればそれを使える人は限られ、お金で命が買える様な世の中に向かっていきます。一方で、値段を下げる方向に規制すると、医薬品開発に投じた資金の回収が出来なくなり、新薬の開発をする企業が無くなってしまいます。

    世界的にみると、医薬品のインフレが進めば、先進国でのみ使える薬となり、世界の平等性は失われていきます。


  • WithMetis 代表取締役 理学博士(物理学)

    バイオ医薬品は、(特にアメリカでは)スタートアップに技術があることが多いので、メガファーマによる買収というニュースが多く報道されます。

    プロメテウス・バイオサイエンシズは潰瘍性大腸炎やクローン病といった消化器領域での免疫疾患に対する新薬候補を持ち、患者の遺伝子データを活用したプリシジョンメディスンをかがげる企業です。

    また、この会社のストーリーの紹介の中に、ビル・アンド・メリンダ財団、グラクソ・スミスクライン、武田薬品などで活躍したTachi Yamadaこと故山田忠孝医師の名前があることが興味深いです。
    https://www.prometheusbiosciences.com/our-story/
    https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E7%94%B0%E5%BF%A0%E5%AD%9D


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