生成系AIのおかげで、凋落の新聞・テレビは「逆に復権する」かもしれない
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生成系AIで作成した文章だから信用できないのではなく、誰が作成したかで情報の信憑性は変わるのでは無いでしょうか。
過去の結果に関する情報は、一つの情報ソースだけで鵜呑みにしないと意識すればいいと考えます。
問題は「これからこうなる」といった未来考察に関する情報の信頼性ですが、
①歴史を踏まえた時間軸での評価
②他への影響・派生を踏まえた横の繋がり軸での評価
③事象の背景にある本質を踏まえた深掘りする垂直軸での評価
の三軸での整合性から判断すべきと考えます。
生成系AIは大量の情報に基づき情報を製造するので、むしろこれまでよりも情報の質は向上するのではないでしょうか。
注目のコメント
ビジネスの現場で横行する「それっぽい文章」の価値はますます下がり、誰が書いたのか、本当に言ったのかが重要になっていきますね。
それは、NFT(Non-Fungible Talk)と呼ばれるとか呼ばれないとか。読売新聞社長の山口寿一氏と、慶應義弱大学教授でSFCとの父とも言える天才エンジニアが共同戦線をくんでとりくんでいるオリジネーター・プロファイルは野口氏が危惧する「生成系AI」によって荒廃化するネットの言論空間でいかに、人々が正しい言論を見極めることができるか、ということを後押しする「技術」とも言えるかもしれません。
ただし、第三者機関が認証した言論機関にのみ配信型広告がいくというモデルでは、過去の新聞やテレビを電・博が支配していた「面どりの時代」へのアンシャン・レジームと同じになってしまう。
このあたりの背景を今月頭に出た文庫版『2050年のメディア』の新章「新聞VS.プラットフォーマー」で深掘りしています。興味のあるかたはどうぞ。
https://bunshun.jp/articles/-/61562?utm_source=twitter.com&utm_medium=social&utm_campaign=socialLink記事から引用します。
「このような選別が進めば、印刷物の復権という事態もあり得なくはないでしょう。実際、生成系AIによって質の低い文章が大量に溢れるほど、質の高い情報が強く求められるようになるのは、十分にあり得ることです。
このような棲み分けは既に進んでいると思われますが、生成系AIがその棲み分けを決定的なものにする可能性があります」
期待したいところです。生成AIがさらなる情報爆発を起こすと、人類はさすがについていけなくなり、自分の時間、自分のペースで情報接種できる印刷物の価値が上がると思います。もちろん、それで新聞が以前のような部数を取り戻すことはないでしょうが、レコードがCDの売上を上回り始めたような逆転現象はそこかしこに生まれると考えます。私も今、文章を書く時、ネットでは炎上を懸念して萎縮を感じますが、印刷物は逆に伸び伸びと書けます。そういう人は多いと思います。ここにも印刷物に面白いコンテンツが流れていく兆しを見ます。