【検証】ChatGPTは「村上春樹」になりきれるか
NewsPicks編集部
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思い出すのは、『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』(神田桂一・菊池良著)。
村上春樹氏をはじめ、太宰治氏、芥川龍之介氏、又吉直樹氏、シェイクスピア氏などなどがカップ焼きそばの作り方を綴るという文体模写本です。
この本には「芸」を感じたが、ChatGPTには微妙なものを感じたという話を2月にVoicyで話したところ、多くの人に聞かれました。
「ChatGPTはおもしろい文章を書けるか?」
https://r.voicy.jp/5pVgOJQ7VDZ
#Voicyハルキストと言われるような熱狂的なファンではない(つまり四六時中村上春樹のことを考えている訳ではない)ですが、長編発売のニュースを聞くと毎回すぐに買ってしまいます。この感じ何に似てるかなと考えたら自分の場合ドラクエでした。普段そんなにゲームをしないけど数年に1度の発売を聞くと数日かけてその世界に没入しクリアするとまた日常に戻る。記事中にもドラクエへの言及がありましたが合点がいきました。
村上春樹はドラクエやディズニーなどと同じくどの作品でも村上節が崩れないのでとにかく没入感が強い。設定条件がブレないという意味では確かにChatGPTと親和性が高いとも言えますね。
またユングー河合隼雄の影響を感じる抽象度の高い話の中に、「天井のスピーカーからBGMが小さく流れていた。ポール・モーリアの「恋は水色」だった。(ダンスダンスダンス)」など曲名とかウイスキー銘柄など急に「具体」が入り込んでくることが、スイカに塩的にあのファンタジックな世界観をより印象深いものにしているように思います。