【大再編】敵は外資。U-NEXTが仕掛ける動画配信の総力戦
- なぜ「Paravi」だったのか?
- ドラマとサブスクは親和性が高い
- クリエイターに活躍の場を提供
- コンテンツ投資は「惜しみます」
- ネットフリックスを追い越す
- ユーザー数「1000万人」を目指す
- 動画配信が外資ばかりでいいのか
プレミアム会員限定の記事です
今すぐ無料トライアルで続きを読もう。
オリジナル記事 7,500本以上が読み放題
オリジナル動画 350本以上が見放題
The Wall Street Journal 日本版が読み放題
JobPicks すべての職業経験談が読み放題
「われわれは何でもそろう百貨店で、ネットフリックスはオリジナル作品で勝負する専門店です」この戦略がどう出るか? 少なくとも小売りでは決着がついているのですが。
先日の亀っちも指摘されていたように、百貨店⇒プラットフォーム化することは視野に入れているんだと思いますが、なにをどう付け加えるか。アマゾンやディズニーなどすでに持っている企業に比べNetflixやU-NEXTのように広げる側の企業はハードルが高い(自由度も高いですが)ように見えます。
アメリカでも競争激化により「なにしろいい作品を自分で作ってサブスク顧客を増やす」から方向転換の兆しがあちこちに見られます。
完成した「Batgirl」をお釈迦にしたことで有名になったWarner Bros. DiscoveryのCEOの話
https://www.wsj.com/articles/david-zaslav-challenged-the-streaming-industrys-orthodoxy-now-rivals-are-following-his-lead-b38dfb1c?st=vq0e12zh1cg7hfj&reflink=desktopwebshare_permalink
クリエーターの放漫経費遣いに反発して「解雇」されたマーベルの元CEOの話
https://www.wsj.com/articles/disney-marvel-perlmutter-laid-off-fired-16821248?st=vfiw9yn4id7jwh9&reflink=desktopwebshare_permalink
特集4日目は、3月31日に合併した動画配信サービスのU-NEXTとParaviについて。テレビ局の独自サービスが乱立する中、U-NEXTが合従連衡の号砲を鳴らした形です。
U-NEXTの親会社、USEN-NEXT HOLDINGSの宇野康秀社長は、対抗すべきは海外勢であり、国内事業者同士はもっと協力しあわないといけないと言います。海外勢のようにオリジナル作品の制作をしていないU-NEXTにとっては、テレビ局の制作力は武器になります。
「コンテンツ投資は惜しむ」「むやみにオリジナルの制作はしない」「むしろ“百貨店”を目指す」。印象深い言葉がいろいろと飛び出しました。日本発としての身の丈に合った戦い方ということでしょうか。
国内の動画配信サービス各社のシェアを見ると、U-NEXTはネットフリックスの後ろを追う2番手。そこがParaviと合併することで、さらに国内シェアを伸ばします。その一方で、3月末に 動画配信の「GYAO!」がサービスを終了しました。
海外勢のような動画配信プラットフォームのような戦略をあえて取らない。
日本のクリエイターの力の発揮する場所をテレビ以外にも作る、という明確な方向性を出しています。
新型コロナの巣ごもり需要が完全に終わった後の動画配信プラットフォームが今後どうなっていくのか注目です。
マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか