セブン&アイに株主圧力強まる、コンビニ分社化や経営刷新を要請
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投資会社はコンビニ事業への集中を求めているようだが、企業の社会的責任として「効率追求」だけが正しい姿なのだろうか。
ヨーカドーのようなスーパー業界は、店舗に来るお客さんだけではなく、食品の生産者にとっても本当に大事な存在。ある意味社会資本でもある。効率だけでスーパーを切り捨てたら日本の農業、畜産業は本当に守れなくなる。
私がかつて勤めていた自動車業界については、「電動化の陰謀からトヨタを守れ!」みたいな論調をよく見かけるが、同じ観点から「日本の食料産業を守れ」、「食品スーパーを守れ」という議論はないのだろうか。
たかが1%しか持たない株主の利益より、日本の食を守ることの方がはるかに大事だと思う。コンビニだけに経営資源を集中させる、というのは誰が見ても真っ当な主張なんですよね。一方で中の人から見ればイトーヨーカドーがあってこそのコンビニ(少なくとも産まれ方はそう)だと思っているのかもしれない。
日本企業に一番足りない論理的な戦略の説明が必要な事は間違いないし、こういう株主がいることにより、経営陣にプレッシャーがかかり緊張感を持った経営が実現する。資本主義最大の効能だと思います経営者のミッションが企業価値の向上である以上、株主としては合理的な理由による提案です。少なくともスーパーマーケット事業(イトーヨーカドー)を切り離した方が、コンビニ事業(セブンイレブン)の企業価値は高まります。
ただ、簡単に切り離せないのは、グループの様々な歴史的経緯や人間関係のパワーバランスが絡んでいるのでしょう。
今日の決算説明会で明確な意思を示さないと、従業員(特にイトーヨーカドー)の気持ちが離れていくと思います。
イトーヨーカドーは、地域社会のインフラ企業でもあるので、従業員の雇用を第一に、手遅れにならないうちに事業譲渡を進めるのが良いのでは。