フランスと日本の出生率の差~日本の20代が結婚できない問題
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少子化対策について二言目には「フランスを見習え」という声があるが、そもそもフランスと日本の出生率の差はどこにあるのかを知らない人は多い。日本はじめ低出生率に苦しむ国は圧倒的に20代の出生率が低いことが原因である。
なぜ20代の出生率が低いのかを深掘りすれば、それは子を持つ20代夫婦が金がなくて困っているという話ではない。そもそも20代での結婚が少ないからだ。晩婚化ではない。20代のうちに結婚できないがゆえの、20代での諦婚化なのである。最近ではNewsPicksでも少子化の記事が特集されていますね。ただ対策すれば食い止められるって言っている専門家がいてそれが机上の空論だと思えて仕方がない。また注目され多くの人がそれを信じている。政治家も含め。僕は荒川さんや飯田泰之さん(経済学者) の主張しているように『基本的には手遅れで有効な対策は難しい』という側の考えで彼らが『可能』と言っている専門家らと議論してもらいたいと思う。
https://newspicks.com/news/8142695?ref=user_3372374
あと政治家らは A『子供を産まない理由→ 経済的な事情が多い』みたいなアンケートを信じがちですが、アンケートって割と漠然と答えることが多く、例えば B『クルマを持たない理由→ カネ』だと答えた人がじゃあ宝くじが300万円当たり、収入が月5万円増えたからといってクルマを買うかっていうと買わなかったりする。要は単純にカネがあれば買うというものではなく、カネの使い方として優先順位が低いということで答えていることもある。それはAについても当てはまるだろう。
また経済的な事情だとして出産費用が少し増えたといっても子育てに費やすカネの総額からみたら微々たるものだろうし子育て支援としては良くても少子化対策としては効果が薄いだろうと思う。フランス人の出生率が高い理由は、シングルマザーでも遠慮なく出産するお国柄が影響すると聞いたことがあります。
語弊があるかもしれませんが
・フランス人は自己中心的と言われる。
(世界の嫌われ者 と言われるほど自己中との説も)
・フランス人はとにかく他者よりも自分が優先。
それは子どもを含む家族であっても同様。
・なので「好きな異性との子ども作りたい」
「産みたいから産む」というのが子作りの原理。
・制度がどうとかはあまり関係ない。
親戚がどう、産まれる子供がどう、とかも関係ない。
自分が「この人の子をほしいか」だけが理由。
というのがフランスの出生が多い理由だと。
日本やアジアは、社会のルールを重んじる傾向があるため、子どもを作るには「まずは結婚から」という意識になるのだと思います。
これが遠からず本当のことであれば、気質と文化の違いも大きな要因となるので、アジアの出生率向上にフランスの事例は全く参考にならないのかもしれません。
フランスを参考にするのなら、まずは気質と文化の変化から起こす必要が。