2023/2/22

【ホリエモン創業】民間ロケット企業の野望と戦略

NewsPicks 記者
民間企業単独では唯一、自社開発のロケットを宇宙空間に到達させたスタートアップが北海道にある。実業家の堀江貴文氏が創業した「インターステラテクノロジズ」だ。
2019年に初めて「MOMO3号機」で成功後、21年には7号機、6号機も連続で成功。これらは人工衛星の載っていない「観測ロケット」だ。
24年度にも、新型ロケットによる超小型の人工衛星の軌道投入を計画している。
しかし、同社は早くもその先の目標を見据えている。
今年1月下旬、東京都内で開かれた事業戦略発表会では、「大型ロケットの開発に着手した」と明かした。
ロケットはスペースXの「ファルコン9」と同じ、再使用型だ。さらに、費用を現行の国産ロケットの10分の1(10億円程度)に抑えるという。
インターステラテクノロジズは日本のスペースXを目指すのか。
代表取締役社長の稲川貴大氏が戦略と野望を語った。
INDEX
  • 宇宙ビジネスの「本丸」に参入
  • 「価格100分の1」はセールストーク
  • 日本の強みはサプライチェーン
  • 唯一、日本が勝てる産業
  • シェア争う存在に