ノバルティス、中国は人口減少でも巨大な成長市場=CEO
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注目のコメント
医薬品のニーズは、国の経済状態(≒衛生状態)の段階が上がると、次のように上がっていきます。
1 栄養素やビタミンなどの栄養補助物質
2 抗生物質などの感染症対策医薬品(パンデミックなどのケースは感染症でも例外)
3 高血圧症、糖尿病、がん、脳卒中などの成人病系の医薬品(主に年齢が上の方に使用される)
4 薄毛や性的不能などのQOL(生活の質)を高める目的の医薬品
5 遺伝疾患などの希少病薬、上記3の領域での抗体医薬品などの超高額医薬品
1が安価で5が高価。特に5は別格に高価です。中国の現状は、おそらくクラス3~4であり、クラス3や5を得意とするノバルティス社は市場は増えるだけと考えていることが背景にあります。クラス3の市場は高齢者人口に影響を受けます。22年の人口減少率はマイナス0.06%と極めて小さく、今後も急激に減少するわけではないので、短期的な影響はほとんどないでしょう。
一方、人口減少時代に突入した中国では、少子高齢化が今後加速していくと思われますので、対応政策の議論が加速しそうです。それに伴い、関連ビジネスも盛り上がると考えられます。記事にある医薬品もその一つですね。
中国でビジネスをするうえで、国家の方針や政府の動きとの関連は外せません。「少子高齢化」で一歩先を行く我が国の企業にとっては、大きなビジネスチャンスとなり得ると思います。ノバルティスは世界で5位の売上516.3億ドルを持つスイスの製薬会社です。
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/23177/
そのノバルティスは、中国にも市場としての価値を見出したということですね。
中国は、巨大な市場であるのは、間違いないです。どういった商品が入っていけるかは、医薬品規制によりますね。ジェネリックと新薬では利益率が全く異なります。