【小島・新CEO】日立製作所は「デジタルの次」に踏み出す
- パーパスを一つに
- 成長のカギは、「E」から「E」
- デジタルに続く、もう一つの「D」
- DXの次は、「BX」
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人と同じことはしない、勝ち筋やトレンドには絶対に乗らない
そう決めています。
なぜなら、多くの人がやり出すので、自分よりも優秀な人と同じ土俵に立つことになり、0勝100敗の未来がもれなく待っているからです🥺
例えば、今もNewsPicksでも他のウェブ媒体でも、【図解】【完全図解】と呼ばれるインフォグラフィックスが、今もなおトレンドです。
そこで私は過去一年、インフォグラフィックスにまったく手を出していません。なぜなら、人と同じことをすることになるから。理由はそれだけです。
と、私自身の話はさておき、日立製作所・社長CEOの小島さんへの、「3年ぶりインタビュー」が実現です!
前回も今回も、小島さんの口からは、トレンドや流行そのものがあまり語られません。むしろ、「トレンドの盲点」「流行の次」といったことを、呼吸のように次々と話していただきました。
例えば、
・EfとExで描く次の成長とは
・DX時代における、もう一つのD
・DXからBXへ
数多くの示唆をいただきました。
この小島さんのお話にはとても共感します。これからの競争優位性の源泉はOpitimization(効率化)ではなく、Value Creation(価値創造)だと思います。そのためにビジネスに(広義の)デザインが必要だということもその通りだと思います。共感、観察、仮説力という(広義の)デザインの理解も世界標準の認識です。それぞれEmpathy、Observation、Abductionといった言葉で概念化されています。
The 3 big Ds(3つの大きなD)という言葉があます。Digital、Data、そしてDesignを指します。日本ではDigitalとDataが語られることは多いのですが、Designが同じ文脈で語られる機会は少なかったのかも知れません。価値創造のためにはDigitalとDesignをかけ合わせることが効果的です。スタートアップのプロダクトもこのかけ合わせで作られていると思います。
日本を代表する企業のCEOがこの認識を明確に持たれていることに日本企業が新しいステージに入りつつあることを象徴しているのかも知れません。
かつての日立を「日本型コングロマリット」と呼ぶのは言い得て妙です。ベインなどファンドはコングロマリットであるにもかかわらず買収した事業の価値を出せているのは1つ1つの事業の収益性を厳しく管理するディシプリンがあるから。逆に言えば「日本型コングロマリット」はグループという名のもとに「なあなあ」が蔓延っていたということができると思います。その意味で、今後新規事業を展開していく中で、ディシプリンをどう徹底していくのか(と言っても、アルファベットやメタのように新規事業はなかなか収益を生み出しません)。EXやDの重要性は全くその通りと思いますが、次の挑戦はさらにハードルが高いように見えます。
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