2022/12/20

【調査】ムジラーの動向から読み解く「無印が生き残る道」

NewsPicks編集部
2022年8月期の決算説明会で、良品計画の堂前宣夫社長は同社に「本質的な問題」があると指摘し、「(無印良品は)時代をちゃんと捉えることができず、社会から遅れるようになってしまった」と述べた。
令和の世の中で、無印良品はなぜ消費者から「選ばれなく」なってしまったのだろうか? この先、彼らが再びプレゼンスを取り戻すには? 
NewsPicksが独自に入手したデータと、MUJI愛好家(ムジラー)の声から深掘りしてみよう。
INDEX
  • アプリ利用者の「高齢化」が進行
  • Z世代は「MUJIの服」に興味なし
  • 人気の高い「無印コスメ」の死角
  • 「カレー」が受け継ぐ無印イズム
  • 値下げより「文化の発信者」であれ

アプリ利用者の「高齢化」が進行

今回NewsPicksが入手したのは、マーケティング調査会社・データ分析会社「ヴァリューズ」が集計した、無印良品ユーザーの行動ログだ。
同社では、許諾を得たモニター一人ひとりから、インターネット上の全行動履歴を収集している(モニター数250万人)。