第一三共:新型コロナワクチンDS-5670、国内治験で主要評価項目達成
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注目のコメント
国内初のmRNAワクチン誕生の可能性については喜ばしいニュースだと思います。
ただし、この試験では、既存(ファイザー、モデルナなどの)「オリジナルの」ワクチンとの比較において、「非劣性」(効果が劣っていないこと)を証明することで、その有効性を示しています。
しかしながら、現在ではすでに、アップデートされたオミクロン対応ワクチンがブースター接種の主流となっていますので、このワクチンに関していえば、残念ながら使用価値は低そうです。今更ワクチンなんて遅すぎる。
そう思われる方もいらっしゃるかと思います。
確かに、コロナワクチンの着眼点だけで見るとその通りかと思います。
しかし、今回のポイントは
”日本の企業がmRNAワクチンを開発した”
ということ。
この技術を応用することで、さまざまな医薬品が創出できる可能性があります。
日本の会社がこれを実現できたこと、大変誇りに思います。
今後の技術応用にも期待大ですね。m-RNAワクチン、「特定のタンパク質を設計し、特異的に発現させられる」のだとすれば、「極めて応用範囲が広い」と言えるのではと思っています(間違ってたら専門家の皆さんご指摘下さい)。
国として言えば、「単に新手のコロナワクチン作る」だけでなく、ワクチンの設計開発から試験、生産までのプロトコルとそれができる能力を保持していること、が大変意義深いのだと思います。