(ブルームバーグ): 第一三共は15日、開発中の新型コロナウイルスに対するmRNAワクチン「DS-5670」について、追加免疫の有効性や安全性を評価する国内臨床試験で主要評価項目を達成したと発表した。

  • 同試験では、国内既承認mRNAワクチンの初回免疫(2回接種)を完了後、6カ月以上経過した健康成人と高齢者約5000人を対象に実施
    • 国内既承認mRNAワクチン(起源株)を対照薬として「DS-5670」の追加免疫時の免疫原性に基づく有効性と安全性を評価
  • 主要評価項目である投与4週間後の血中SARS-CoV-2(起源株)中和活性のGMFR(幾何平均上昇倍率)で、高い値を示し非劣性であることが検証された
  • 安全性では、臨床上の懸念は認められなかった
  • 同試験結果に基づき、「DS-5670」の2023年1月の国内承認申請に向けて準備を進める
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