[6日 ロイター] - 米ツイッターを買収した実業家イーロン・マスク氏は6日、「パロディ」アカウントと明示していない、なりすましアカウントを警告なしで永久に停止する方針を明らかにした。

ツイッターはこれまでアカウント停止前に警告を発していたが、アカウントの認証サービス拡大に伴い、今後警告を行わず「例外」もなくなるという。

マスク氏は「これは(サブスクリプションサービス)ツイッターブルーの利用条件として明確にされる」と述べ、少しでも名前を変更すると認証済みのチェックマークが一時的に失われることになるとした。

同氏はまた「ツイッターは世界に関する最も正確な情報源になる必要がある。それがわれわれの使命だ」とツイート。すぐさま何万件もの返信があり、その達成方法などを巡って活発な議論を引き起こした。

ツイッター創業者で元最高経営責任者(CEO)のジャック・ドーシー氏は「誰にとって正確なのか」と問いただした。

ツイッターは5日、アップルの基本ソフト(OS)「iOS」搭載端末でのアプリ利用者に、月額7.99ドルで一般向けに青色の「認証済みバッジ」を付与する新サービスを開始すると通知した。マスク氏による買収後のサービス変更第1弾となる。

マスク氏は先月、「多様な視点」を持つコンテンツモデレーション(投稿監視)評議会を立ち上げると発表した。

「その評議会が招集される前に、コンテンツに関する主要な決定やアカウントの復活が行われることはない」という。

米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は6日、ツイッターが新サービスの提供を米中間選挙後に延期すると報じた。

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