2022/10/24

【大富豪】ピーター・ティールがマルタ国籍を欲しがる理由

ビリオネアで著名投資家のピーター・ティールが、地中海の島国マルタ共和国の国籍を申請したと、ニューヨーク・タイムズが今月15日に報じた。
ピーター・ティールはトランプ前大統領と親交が深く、アメリカ第一主義を掲げる共和党支持者でもある。アメリカが衰退していると現在の政治に不満を持っており、11月8日に控える中間選挙に向けて、右派の議員候補に巨額の資金を投じている。
政治にも深く関与するティールが同時に進めているのが、外国の市民権の獲得だ。そこにはどのような狙いがあるのだろうか。ニューヨーク・タイムズの最新レポートを紹介する。
INDEX
  • 「アメリカ脱出」に備え
  • 愛国主義とリスクヘッジ
  • ティールが推す候補たち
  • 米国テック業界人が注視
  • ニュージーランド市民の怒り
  • 複雑な取引で拠点作り
  • エアビーから消えた「物件」

「アメリカ脱出」に備え

マルタ共和国の首都バレッタにその建物はあった。