米、対イラン制裁検討 ロシアへのドローン提供で=NSC調整官
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2020年以来、イランに対してかなり徹底した制裁を課してきた米国政府が、追加できる制裁の選択肢は、限られています。
あるといえばあるのですが、効果的にイランに経済的打撃を与えるならば、イランの革命防衛隊が築いてきた密輸ルート、中国やイラク、ロシア、UAEとの貿易を遮断する必要があります。
中国のペーパーカンパニーがイランから原油を運んでいるタンカーとか、ドバイにある革命防衛隊のフロント企業などを潰せば効果はあります。しかし、そこまでやると、中国やイラク、UAEが米国をより敵視するようになります。
ロシアに肩入れするイランは、革命防衛隊員がウクライナ入りしており、深入りし続けています。
米国がイランに課してきた経済制裁が解除される可能性は、非常に遠のきました。
密輸利権を独占している革命防衛隊からすると、別にそれでもかまいません。
EU、イラン追加制裁で合意へ ロシアへの無人機供給で=外交筋
https://newspicks.com/news/7697938?ref=user_1125005益々ユーラシア大陸から米国のプレゼンスが低くなるな。今後ユーラシアはロシア、イラン、インド、中国で欧米と独立した経済圏が確立するかもしれない。南米も米国からBRICSへシフトすると欧米側の経済圏がかなり縮小しポストグローバル社会が確立する新しい世界秩序が出来上がるかもしれない。これにアフリカ諸国が追随すると案外欧米経済圏は伸び代がなく日本の様にデフレか少なくとも市場の拡大ができなくなる恐れがある。
中国の人口動態や不動産に依存した不健全なGDPの改善や少子化対策インドの動向とイランが中東をまとめられるかにかかっているか。
(追記)
イランのドローンはアメリカの防空体制が敷かれたサウジアラビアに探知されることなく攻撃できた実績のある優れた武器。米国が焦るのも無理はない。もし米国のミサイル・ドローン迎撃兵器をウクライナに設置した場合米国製武器の信頼度が著しく毀損し米国の軍事的プレゼンスの低下が世界中に知れ渡ってしまう。それは焦るよな。