市場で評価される会社になる為に考慮しておかなきゃいけないこと
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注目のコメント
具体的で、とてもオススメの記事。
ポイントは一貫性があり、持続的に定性・定量の結果が出ているというところだと思う。そしてこれは表裏一体だし、市場に限らずどんな評価もそう。
未来を掲げる。そして、それを実際に実現する。そうすると、地力も上がっているし、次に掲げる未来への信頼も高まる。そのサイクル。
市場での評価という観点で、定量ではEPS・CFの成長が持続的か。それは売上高成長と安定的な利益率の実現。
定性では、障壁が深まっているか。事業規模が大きくなり、シェアが増していれば、他の会社より投資ができる。短期で利益・CFの成長に繋がっていなくても、競争力が上がっているから、長期への期待ができる。
記事に言及がある業績の安定度は、ここにも寄与する。自社で事業を理解しているから投資に躊躇がないし、業績が安定しているから投資も予測可能性を持って安定的にできる(過少投資によって成長機会を逃さない)。投資は中長期の障壁・競争力につながり、売上高やEPS・CFの成長率につながる。
これらは、ある時はこっち、別の時はこっちと、経営戦略・事業戦略がブレると実現できない。一方で、ブレなければ、多少のボラや実現される時間軸が前後したとしても、結果が累積すれば、信頼も累積していく。信頼は一瞬で失われることもあるが、一貫している方が信じ続けてくれる人は増える。
記事に出ている6社は自分が資料を見たり、昔取材をしたなかではそういう会社。あとはAmazonがその最大の例だろう。
また記事のIR体制への言及はとても共感。評価されるためにIRをもっと頑張る、というのは短期的に必要なこともあるが、経営資源としては微妙なことも多い。事業が上手くいけば、投資家はついてくる。決してIRがいい・詳細なわけではない、Amazonやキーエンスが代表例。
上場しており、株主は主要なステークホルダーの一つ。だからそのなかで一定の努力や誠実性という観点でのIRへの投資は、上場企業というパブリックな存在としてすべきだと思う。
でも事業で結果を出せば、どのステークホルダーも満足する。評価の本丸はあくまで事業だし、経営者の時間など経営資源の分配も事業が本丸。成長と予測精度を両方追うのはなかなか難しいです。
感覚的に前年比20%までならなんとかなるかもしれませんが、30%を超えるような成長の場合、現場は常に新規ユーザーがどんどん入ってきて、かなり混乱している可能性が高い。これを何年も続けるとなると、2〜3年で倍になるペースなので、組織もグラグラするし、計算しておおいても必ず崩れる。
しっかりとしたTAMを背景とした成長なのか、短期の爆発なのか、最前線にいて判断するのはとても難しい。
そういったことを全て踏まえた上でパブリックに出てこいよ、という話なのだと理解しました当然と言えば当然のことを、きちんと説明してくれてる。
市場との対話は本当に大切だけど、とても難しいし、すぐに効果があるものでもなく、また担当者のスキルという属人的なものに依存することも多い。
でもIR担当って報われないんだよなぁ…