首都直下地震で最も危ないエリアは? 東京都がランキング更新
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この調査は東京都によって5年ごとに実施されており、実際の地震であれば当然場所ごとに異なるはずの揺れの大きさについて、それをすべて同じ大きさの揺れに見舞われるという想定で実際に地区ごとの地震に対する危険性をフラットに比較しています。目的はランキング付けすることではなく、危険性を一般に公表することで防災への意識を高めることであったり、実際に発生する被害を事前に想定しておくことで効果的な防災対策を策定するためにあります。
危険度が高い場所も基本的には古い木造住宅が密集するような地域で占められており、そうした場所では建物が倒壊する危険性も高ければ火災による危険性も高いということでランキングの上位に来やすくなっていますが、重要なのはランキングそのものではなく実際にどのような防災対策が策定されているかにあります。地価にも直結する地震危険度
世に氾濫するどうでもいいランキングはスルーして良いですが、こちらは全ての都民がきちんと精読したほうがいい内容ですね
ランキングというよりは、自分が住んでいる地域は何のリスクが高いのかは理解しておくべき
やはり、東京だと東部が危ないとのこと。このあたりは水害でも危険地域なので日常から備えておくことが大切そうですこれ、東京都としては地域防災力の強化に活用する目的で、モニタリング指標として作成し、公表しているもので、都民の一人としても良い仕事をしてくれていると感じています。理想は、全ての地域の危険度をランク1にすることかもしれませんが、それにはコストも時間もかかる。現在は、東京都のHPでデータをダウンロードできることもできるようになっているので、あとはこのデータをどうやって活用していくかです。ルールの検討や社会実装が進みつつある不動産IDとの紐付け、建築物のBIMとのリンク、3D都市モデル(PLATEAU)への組み入れをどんどん進めて、不動産や都市再生に関する民間の経済活動(不動産売買、価格形成、建築計画など)において当たり前のように使われるデータになるよう整備していく中で都市の環境整備に繋げていけば良いと、私は思います。明らかに危険度が高いエリアの土地や建物が、町の名前だけで高く売られていくということが無いよう、データの透明性を高めて、情報の非対称性を無くし、市場機能がしっかり発揮されていく社会を作っていくべきです。その場限りのランキングでなく、情報がインフラとして活用されるよう、国も東京都も(それをみて学ぶ東京都以外の自治体も)努力していくべきです。
・不動産ID
https://www.mlit.go.jp/report/press/tochi_fudousan_kensetsugyo05_hh_000001_00067.html
・建築BIM
https://www.mlit.go.jp/tec/content/001464928.pdf
・3D都市モデル(PLATEAU)
https://www.mlit.go.jp/plateau/