【異変】いまどきのリーダーの必須スキルは「弱さアピール」
- 全社員の前で泣くCEO
- 人間味はリーダーの条件
- 気持ちを伝えたい経営者
- プライベートを守る境界線
- 正直さが信頼を育てる
- 最適な「距離感」を求めて
プレミアム会員限定の記事です
今すぐ無料トライアルで続きを読もう。
オリジナル記事 7,500本以上が読み放題
オリジナル動画 350本以上が見放題
The Wall Street Journal 日本版が読み放題
JobPicks すべての職業経験談が読み放題
こう言ってしまうと身も蓋も無いが、経営者に限らず政治家など含め、泣き芸は昔からトップリーダーが良くやる手法、無論大の大人が仕事で人前で泣くのは芸、そういうと聞こえが悪いなら手法。
それより本質は「共感力経営」という事だろう。
確かに近年はカリスマ経営よりも主流化しつつある。ビッグテックも創業者時代から雇われ経営者時代へと世代交代が進んでいるからという事はあるにせよ、MSナデラやAlphabetピチャイを筆頭に、その傾向が顕著。創業者でもより新しい世代で言えば、例えばUberカラニック、Weworkニーマンらカリスマ系は破滅し、共感力型のAirBnBブライアンチェスキーは健在だ。
エグゼクティブ・コーチングを受けさせてもらっていた時に
「vulnerability」
という言葉を教えて貰いました。
そのまま訳すと「脆弱性」なのですが、コーチングの世界では
「弱さを見せられる強さ」
という意味で使われるそうです。
当時、私は強くいないといけない、優秀だと思われていないといけない、という気持ちが強かったのですが、そのコーチングを受けて、初めて自分の失敗談や辛かった出来事をスタッフの皆さんに伝えた所、「一気に心の距離が近付いた」と言ってもらえました。
自分の弱さを開示すること、しかもそれを上司やリーダーの立場ですることは、勇気がいる事です。
でも、開示された側からすると、親近感だけではなく、「ここまで自分に心を開いてくれているんだ」という安心感や自信、信頼感に繋がるのだと思います(自分が開示してもらった時にそう感じました)。
打算ではなく、そういう心の繋がりを求めての行いだと思うので、リーダーに求められるのは、ただの衝動、感情に任せて…とは違うvulnerabilityだと思います。
リーダーは組織を束ねたり、対外的にはストーリーを届けることが重要な仕事ですので、しばしばアクター(役者)になります。アクターとしての自身をどのようにキャラ設定するかは、持っているミッションや対峙するステークホルダーの特性、それに本人の元来の性格に合わせて戦略的に決定しましょう。
マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか