自動運転のオーロラ、CEOがアップルやマイクロソフトへ身売り検討
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注目のコメント
自動運転の状況を一種象徴していると思う。
ソフトは重要だが、投資規模や必要な検証を考えると、基本的には独立企業・スタートアップだと相当厳しいのだと思う。
Auroraは、Google、Uber、Teslaの自動運転部門出身のメンバーが設立し、当初からVWやNvidiaと提携した(①)。2019年にはAmazonが出資。また2020年12月にはUberの自動運転グループの売却に応じてAuroraが買収(③)。
2021年11月には、SPAC用いて上場し当時の株価は10ドル、また一回17ドルくらいになったが、今は2ドル。
2021年4月に「Why Are So Many SPAC Targets EV Companies? 」という記事があった(④)。こちらはEVではなく自動運転だが、そこでも紹介したWiL久保田さんの下記のTweetが秀逸だと思っている。『SPAC上場は、宇宙やバイオなどディープテックが多い傾向。通常のIPOだと厳しく規制されるforward lookingな事象も、SPACなら自由に伝えられるから、と推察。CFは出にくいが、世界観を語ることで時価総額を作れる』から。
語った世界観は想定していた時間軸では作れなさそうだから、こういう表かになる。そしてそこを札束で支援できる、そもそも企業規模が大きかったりリアルアセットを持っている、テック大手や自動車企業が買収することになるのだと思う。
https://twitter.com/kubotamas/status/1367641901113827328?s=20
①https://newspicks.com/news/2736106
②https://newspicks.com/news/3657719
③https://newspicks.com/news/5447226
④https://newspicks.com/news/5754469
④https://newspicks.com/news/6020139テスラもアップデートが遅延したりしていますね。どうも民主主義の国家では自立走行までに様々な障壁やクリアしないといけない事がたくさんあるような気がします。併せて実証や実験できるエリアが限られているのもあると思います。片や、お隣の国はモニターとなる人口も多いですし、画像認識含めて試すフィールドが比較対象外となるくらい膨大な実証データが集積可能と言う点で、時を軸に考えるとだんだん差が生まれるような気がしてなりませんね。
オーロラは消費者向けではなく、トラックなどの物流向けが主眼であると謳っており、それ自体は確度が高い、正しい選択だという認識でした。それでもリスクマネーの枯渇がキャッシュフローの創出よりも早く来そうだということだと思います。
参考: 以前に自動運転のビジネスモデルに関する記事を書きました。
https://coralcap.co/2021/07/self-driving-car/