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注目のコメント
J&Jに勤めていた26歳のある日、稲盛さんの著書を偶然に書店で手に取り、その内容に感銘を受け京セラに転職し、1995年から2005年まで10年間、京セラでお世話になりました。稲盛さんから教えて頂いた事を日々振り返りながら仕事をしております。稲盛さんには全く追い付けておりませんが、これからも、師匠であり続けることには変わりないです。本当にありがとうございました
JAL再建中の稲盛さんとの思い出を少しご紹介させてください。
稲盛さんがいらした時にJALは既に更生計画を提出し、待ったなしの状態で走っていました。僕たちも昨年から纏めていた再建計画の最終化に向けて追い込んでいたところです。そして2月末頃に漸く実行プランに落とし込みました。僕が最終的な稲盛さん向けのプレゼン資料を作成し、2月末に稲盛さんにご提示したと思います。その際に僕たちは一つ大きな心配を持っていました。
僕たちの計画は膨らみすぎた固定費を圧縮して筋肉質な経営体制になるために、機体リストラ、それに伴う人員体制の大幅な変更も不可欠であるという計画でした。
一方、稲盛さんは色々なところで社員の雇用は絶対に守る、リストラはしない、と仰っていました。このプランを持っていった時、稲盛さんにどんなお叱りを受けるのだろうかと心配をしながらも、僕たちもこれしか方法はないという信念があったので、計画を変えることなく、そのまま稲盛さんにご提示をしました。
すると、稲盛さんは穏やかにこうおっしゃいました。
「これしか方法はないとあなたたちは人生をかけ言い切れますか?」
僕たちも
「はい、これをやらないとJALは生き残れない、これ以外に方法はありません」
と答えました。すると、稲盛さんは穏やかに
「じゃあ、これで行きましょう。全力で責任を持ってやり切ってください」
と仰られたのです。あまりにあっさりと了承を頂いたので僕たちは拍子抜けしました。
一方で、更生法を抜けた後の役員会で、役員がふわっとした回答をしたり、部下に答えを求めたりすると、稲盛さんは烈火のごとくお叱りになりました。役員たるもの、細部にまで責任を持て、ということです。
こうした稲盛さんのご指導から、仕事に対しては一挙手一投足に至るまで、考え抜いて、こだわって行動せよという稲盛さんの仕事哲学を学びました。
僕たちのJAL再生プランがすんなり通ったのは、おそらくもう後がない状態で僕たちが全精力をかけて細部まで考え抜いていたからかもしれません。
稲盛さんの背中からはたくさんのことを学ばせて頂きました。
心より、ご冥福をお祈り申し上げます。
全文はこちら⇒
https://newspicks.com/topics/sony-daisuke-suzuki/posts/15?ref=TOPIC_VIEW盛和塾はとんでもない組織で14年時点で9000名(中国2000)でカナダはトロントやバンクーバーにすらあった。19年で14000名(中国7000)はエンタメや出版産業からするとものすごい「ファンプール」だったが、自分がコミットできない体調になったからと「解散」する潔さ
オンラインコミュニティにでもしたら巨大な経済圏になっていた。しかしそれを潔しとしない姿勢そのものが人を惹きつけた。
日本の経営学そのものが今後アジアで大きく効果を発すると確信させてくれた事例
素晴らしい経営者でした
R.I.P
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