航空機代替燃料「SAF」国内生産に向け環境省が実証事業支援へ
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国内大手航空の2社はこれまでは良好な関係とは言えず、例えば共通化すればコスト削減できるのが明白なボーイング航空機の部品等も、これまではそれぞれ別に購入して在庫を抱えてます(貸し借りは世界中でやっていますが)。
整備を共通化してコスト削減しようという試みもあったが結局頓挫したという話も聞いたことがあります。
このSAFを2社が共同購入するというニュースがあり、過去の上記の経緯を知っていた自分の目には、SAFを使う事そのものよりも、共通化する合意が行われた事の驚きがありました。
コロナがあったことやESG社会に一気に経営環境が変わる中でで、両社の心が助け合う方向に切り替わっていったのではないかと感じながら記事を読んでいました。
ちなみに、10年前に自分がど真ん中で関わったJAL再建のリアルストーリーはこちらで連載しています。よろしければお暇な時にご覧ください。
https://newspicks.com/topics/sony-daisuke-suzuki?ref=TOPICS_VIEW持続可能な航空燃料(SAF)の導入促進に向けた官民協議会
https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/saf/001.html
資料16 環境省 提出資料
https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/saf/pdf/001_16_00.pdfこれまで環境省では実証事業を通してSAFの製造は視野に入れつつも、その前段階のエタノール製造を主に支援していました。今後はSAFの製造から流通まで、範囲を広げて支援をしていくものと推察します。
SAFの原料となるものは、廃食油などの油脂、農業残渣や木材加工残渣、その他の廃棄物、サトウキビなど作物、微細藻類などの利用が考えられます。
国内の未利用廃棄物をSAFの原料とすることでサーキュラー・エコノミーの構築にも繋がりますので、積極的に活用したいものです。しかしSAFとしては安定供給が求められる一方で、廃棄物の有効利用にあたってはリサイクルが不可能な場合にSAFの原料とするなど優先順位付けも必要だと思います。