アップルも脱中国?世界の生産拠点で重要性高まる東南アジア、注目すべき国とは
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東南アジアの中で投資環境が最も優れると評されているマレーシアに来ています。マハティール前首相が25年前に始めたIT政策「マルチメディア・スーパー・コリドー」がどこまで効いたのか。デジタル敗戦国ニッポンが学ぶべきところ、ありや。
注目のコメント
Appleの製造委託先、世界最大手の鴻海も中国生産の比率を下げてきており、すでに3割ほどが中国以外で生産されています。マレーシアではなくインドですが、インドも半導体の製造拠点として注目されるかもしれません。
そしてマレーシアが注目される理由は、世界最大手のアプライドなど半導体製造装置メーカーの工場があることです。半導体の後工程はもともとアジアにありますが、1兆円を超えるような投資となる前工程の投資を呼び込むのに、有利になります。
Appleの動きは象徴的ですが、EV生産も東南アジアに投資がされる動きもあります。
日本の人件費は、安くなってきていますが、電力や水道などのインフラが整って来れば、日本の人件費が安いからといって日本に世界の企業が投資してくれるかは、政策支援や人材育成などの国や企業の努力が必要でしょう。
注目される東南アジアの一方で沈みゆく日本にならないように、まさにそれが問われているんだと思います。タイもベトナムも凸凹なのに、マレーシアには日本並みに平滑な高速道路がある。その国の工業的な基礎要件は高速道路に表れると思っています。
90年代、日本の家電製品海外生産は台湾⇨マレーシア⇨中国本土へと移っていった。マレーシアには工業国として十分な歴史がある。記事でベトナムを20年以上先を進んでいたマレーシアと比較するのは不思議に感じるが、それだけベトナムの進境が著しいのかもしれない。