2022/8/12

【データ分析】給料と士気、高い会社と低い会社を実名公開

就活生や第二新卒などZ世代を中心に、給料よりやりがいを重視して働きたいという人が増えている。
しかし、やりがいを重視するあまり、不当に給料が低い会社を選んでしまったら「やりがい搾取」されてしまう可能性もある。
一方で、給料ばかりを追い求めても、やりたいことがやれなかったり、達成感が得られない可能性もある。
では、給料とやりがいのバランスが取れた会社とはどのような会社なのか?
そこで、NewsPicksではそれを探るためにOpenWorkとコラボ。
同サイトが従業員による口コミで、会社を評価する項目の中で、最もやりがいに近い「士気」に注目。
業界別に年収の高い上位10社と下位10社、士気が高い上位10位と下位10社を抽出した。
データを基に、年収とやりがいのベストバランスについて探ってゆく。
INDEX
  • 給料が上がれば士気も上がる
  • 給料も士気も圧倒的な外銀
  • コンサル、士気とクビの関係  
  • 志だけでは限界の官僚の働き方
  • 年収・士気ともに高い商社
  • キーエンス高収入の理由
  • DXが士気の鍵を握るサービス業
  • あなたが仕事に求めるものは?

給料が上がれば士気も上がる

今回のデータで、明らかになったことの1つは、年収と士気は、正の相関があることだ。
オープンワークの大澤陽樹社長によると、「給料が低いと社員の不満につながるが、給料を高くしたからといって満足感につながるわけではない」と言う。
つまり、働き手の士気が下がる要因として給料が関係しているものの、給料のみで士気が決まるわけではないということだ。
それでは、どの程度、年収と士気は相関するのだろうか?
OpenWorkの最新のデータを用いて、業界ごとに相関係数を計算してみたところ、以下のような結果になった。