(ブルームバーグ): 米ツイッターは、サンフランシスコやニューヨーク、東京、シドニーといった世界の複数市場で物理的なオフィススペースを縮小する方針だ。同社はコスト削減に動いているほか、リモート勤務への移行に力を入れている。

27日の従業員宛て電子メールによれば、ツイッターはサンフランシスコのマーケットストリートにある本社の真後ろに位置するビルのオフィスから退去し、同市でのプレゼンスを大きく縮小させる。同社は現在、そのビルで複数の階を占有している。

電子メールによれば、シドニーのオフィスを閉鎖する可能性もある。また、ソウルやニュージーランドのウェリントン、大阪、マドリード、ハンブルク、オランダのユトレヒトなどでも、現在のリース契約が終了次第、閉鎖する計画を検討中だという。

このほか、東京やムンバイ、ニューデリー、ダブリン、ニューヨークなどの主要市場でオフィススペースを縮小する見通し。人員削減は計画していないとしている。

ダラーナ・ブランド最高人材活用責任者(CPO)は、「この計画でそれぞれの市場での当社のコミットメントが変わるわけではないということを明確にしておきたい」とし、「特定のオフィスを閉鎖しても、ツイッター従業員の雇用に影響はない。単にフルタイムでの在宅勤務に移行するだけだ」と説明した。

原題:Twitter Pares Back Office Space Globally to Cut Costs(抜粋)

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