ウクライナEU加盟、ロシアが「容認」表明した理由
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確かに、プーチン大統領は、ウクライナが長年望んできたNATO軍事同盟への加盟を非常に批判しているが、ウクライナのEU加盟には「何の反対もない」と主張している。
しかし、現在EUは、米国中心ではない、独自の防衛力の形成を検討している事から、プーチン大統領のドミトリー・ペスコフ報道官は、この申請に「より大きな関心」を示すだろうと述べていると、BBCでは報道していた。
EUに加盟すれば、経済的なメリットもある。しかし、ウクライナの主な動機は経済的なものではなく、EUに加盟することで、ウクライナはヨーロッパの独立した主権国家として地位を築くことができ、単にロシア世界の一部ではなくなる。
ただ、最近加盟したブルガリア、ルーマニア、クロアチアでは、全プロセスに10年から12年かかった。アルバニア、北マケドニア、モンテネグロ、セルビアは何年も前から正式な候補者でしたが、申請は停滞している。
トルコは1999年に候補となったが、同国の人権問題への懸念から、加盟交渉は中断された。
そもそもクーデターから新政権が発足されて今に至るウクライナ、民主的とはいっても、安定していると言いきれるだろうか。いずれにしても、実際の加盟までのプロセスは長い。最低でも10年はかかるだろう。そこも踏まえてのプーチンの容認論なのではと思えてしまう。
注目のコメント
そもそも「EU加盟を認める」「認めない」というのはEUとウクライナが決めることで、ロシアは関係ないです。(これはNATOも同じ)
ロシアがウクライナの外交政策に(武力を用いて)口出しすることを、さも当然の既成事実のように言う人は中国が日本や台湾の外交に口出ししても当然と見なすんでしょうか?EU加盟はいいが、NATO加盟はだめというロシアの態度。
いっぽう、EUはウクライナを受け入れるが、NATOはウクライナをいれようとしない。
ウクライナに対して、ロシア、EUの態度はまったく同じです。
当人のウクライナはまったく決定能力はなく、他国に自国の運命を決めてもらっています。