2022/6/8

【DX】誰にも教えたくない「AIリサーチ集団」の実力

NewsPicks 編集部(シリコンバレー支局長)
新規の事業開発を見つけたい、事業を立て直したい、M&Aできる企業を探したい──。
こんなニーズに対応する戦略系コンサルティングファームは、どんな時代も引く手あまただ。しかし、そこにかかる時間と金額は決して安くはない。
コンサルに任せる膨大な調査を任せてしまえたら…。それを実現しているのがシリコンバレーのアイデアポーク(Ideapoke)だ。
アイデアポークは企業がほしい情報だけでなく、顧客が気がつかなかったビジネスチャンスにつながるリサーチも行う。しかも人間でなく、人工知能(AI)がだ。
写真:Yuichiro Chino / Getty Images
社名にある「poke」には「突っつく、通り道を作る」という意味があるが、まさにAIがデータを引っ張り出し、新たなアイデアへとつなげる役割を果たす。
顧客はコカ・コーラ社、ロレアル、パナソニック、村田製作所など100社を超える。そのうち80%は日本企業だというから、すでに日本で多くの企業のビジネスを支えているわけだ。
一体、AIでどこまでできるのか。実際にNewsPicks編集部がレポートの作成を依頼し、AIの実力を検証してみた。

情報はどこまで取れるのか