2022/5/17

【本音トーク】テック株暴落の次に起きること

米国での利上げをきっかけにしてテック銘柄の株価下落が続く中、ベンチャーマネーを扱う投資家たちはこの状況を、固唾を飲んで見守っている。
年初から比較してShopifyは70%、Netflixは69%も下落しており、多くのテック銘柄が企業価値を半分以上も減らしている。
日本でもラクスやSansanなどこれまで高い評価を得てきたSaaS銘柄までも株価が大きく下落し、スタートアップ業界に暗い影を落としている。
こうしたテック銘柄の暴落は、今から約20年前にIT関連企業への過剰投資によってもたらされたドットコムバブルの崩壊が思い出される。
そして当時は、株価が下落を始めてから底を打つまでに約2年半もかかった。
今回のバブル崩壊も長期化し、「冬の時代」に突入するのか。その時、スタートアップに何が起こるのか。
動向を注視するベンチャーキャピタリストたち3人に、現場からのリアルな見解を語ってもらった。
① 蛯原健氏…リブライトパートナーズ 代表パートナー
② 高宮慎一氏…グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー
③ 鈴木氏(匿名)…シリコンバレー在住の投資家(日米に投資)
INDEX
  • 論点①:投資家の心理状態は?
  • 論点②:特に危険な「あの業界」
  • 論点③:ベンチャー社内で起こること
  • 論点④:退場するスタートアップは
  • 論点⑤:テック下落はいつまで?