【新戦略】日本の強みは「安定力」と「ブランド力」にある
今回の特集では、すでに先進国になった隣国・韓国と比較することで、日本経済が復活するための多くのヒントが見えてきた。
本記事では、「韓国研究の第一人者」として知られる政治学者の木村幹氏(神戸大学大学院国際協力研究科教授)による解説記事をお届けする。
約30年、朝鮮半島研究に携わる専門家だから語れる「日本への提言」は、日本という国をより大きな視点で見ることができるだけでなく、日韓のセンセーショナルなニュースにも動じない新しい視点が身に付くだろう。
- 【第1章】日本と韓国の決定的な違い
- 1. グローバル化とIT化
- 2. 意識が高齢化していない
- 3. 生き残りへの「必死さ」
- 4. ビジネス意識の違い
- 5. 韓国の前提「スタンダードは外」
- 【第2章】日本の強みと提言
- 1. 日本は「社会の安定」が強み
- 2. 日本=アジアで最も古い先進国
- 3. 「地方の厚み」も強みになる
- 4. 日本はスペックを上げよ
- 【第3章】日韓関係のあり方
- 1. もう「昔の関係」には戻らない
- 2. 韓国も台湾も「外国」である