[東京 14日 ロイター] - トヨタ自動車は14日、中国・吉林省長春市にある工場の稼働一時停止を決定したと明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため。いつまで停止するかは未定。同工場では、主力のスポーツ多目的車(SUV)「RAV4」を生産している。

中国ではコロナ感染が拡大しており、感染が深刻な長春市は11日、必要不可欠な業務以外の営業の休止、住民に不要不急の外出禁止を命じた。

中国でトヨタは1月にも、新型コロナの変異型であるオミクロン株が確認されたことを受け、天津市内の合弁工場の稼働を一時休止した。生産停止や部品供給不足などの影響により、中国でのトヨタの1月の新車販売は前年同月比21.5%減で、2カ月ぶりに前年を下回った。