【社会システム論】「機能不全」の日本を立て直す方法
- 元ストリートチルドレンとの対話
- 「ひとりで生きられる」という勘違い
- 人間性をテックに組み込む
- 自然が「つながり」を呼び覚ます
- いま「教育」が果たすべき役割
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武蔵野美術大学とともに、特任准教授としてデザインを教えている大学院大学至善館。母体となるリーダーシップ教育プログラムISLから始まりいろんなかたちでご一緒しています。
至善館のテーマは人格をともなったビジネスリーダーを育てること。そのため、カリキュラムの中にリベラルアーツ科目が多く提供されています。リベラルアーツの枠組みでビジネスパーソンが社会とは何か、人間とは何かを深く考える機会が設けられています。
近代合理主義の果てに構造的問題に陥ってしまった我々に問われているのは改めて人間らしさとは何かを問うことです。世界のビジネスリーダーはこの問に真剣に向き合い始めています。日本でもこうした議論がビジネスの現場で行われることが期待されます。
VRCHAT(メタバースの代表的なアプリケーション)をプレイするとわかりますが、外国の方も日本人も、道ですれ違うと積極的に話しかけてきます。現実世界では失われたコミュニケーションです。気の合う仲間と遊ぶためにログインしますが、もちろん喧嘩もするし、コミュニティに馴染めなくて離脱することもあります。情報さえ伝わればいいというコミュニケーションではなく、人間関係や必ずしも必要ではない雑談を楽しむ場になっています。
リアルとバーチャルを行き来するなかで、得られるものばかりでなく、失われる可能性のあるものも直視すべきですが、絆コストを取り戻せるかはメタバースの大きな可能性でもあるので、業界全体で熟慮して設計することで、ポジティブなほうに発明していきたいですね。
野田さんが始めた経営者育成機関のISLを5年ほどお手伝いしてますが、そこでのコアコンセプトも、経営者はモジュール化された教科を学ぶのではなく「全人格」が重要、というものです
これを突き詰めていくと、記事にあるような他者を理解する、それを通じて自分を知るということがその根本であるということなんでしょう
野田さんの「リーダーシップの旅」もとても良い本なので、こちらも読んでみたいと思いました
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