ロシア、侵攻受け操業停止した外資系工場の国有化提案
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ロシアの与党の幹事長の議員が言っているだけなので、ロシア政府が打ち出した政策というわけではありません。
そもそも、ペテルブルクのトヨタ工場を国有化したとして、動かせるのか、サプライチェーンから部品を調達できるのか、販路に乗せることができるのか、ロシア政府の中にも、無理だということがわかる人間は少なからずいるでしょう。
ただ、ロシアは、自業自得ながら、1944年の日本や文化大革命中の中国のような、中学生でも無理だと思うようなことをシラフで主張している政府指導者たちがいる状態なので、まさかやらないだろう、と断言することはできません。元々、プーチン政権から、民間石油会社などを国有化したりしていたので、外資系企業の国有化もお家芸みたいなものでしょうか(^_^;)
撤退を表明している企業も、戦争への反意だけでなく、むしろ、SWIFT排除でドルで回収できないリスクを重く見ていると感じます。操業停止の工場も、ドル決済が困難になれば、電子部品を中心に他国から輸入調達ができないし、工場が稼働できない、物が作れないでしょう。
ロシアが国際的に経済制裁を受けているせいで、そもそもの外資系企業の企業活動が成り立たなくなっているのに、他者の所有物や権利に何ふり構わぬロシアの態度や対応は、多くの禍根を残すでしょう。国有化といっても買い取るのか?
生産能力や技術などを含めてロシアを「弱くさせない」ことなので、応じないだろう。そうすると強制的に取り上げるとなるが、そうなればそこを根拠に経済的攻撃などを強める余地が非ロシアでは出てくる。