2022/2/28

ロシア侵攻、孫正義の決断...2月の注目ニュースまとめ

足立 真莉
NewsPicks Content Curator
いつもNewsPicksをご利用いただきありがとうございます。NewsPicksでその月のニュースを振り返るまとめ記事「2月版」をお届けします。今月はロシアがウクライナに侵攻するという大きな出来事がありました。キャッチアップにご活用いただけますと幸いです。
※文中の✍️マークのついたリンク先はコメント欄にも注目です。
※配信の都合上、記事の中身が削除されているものがあります。ご了承ください
もくじ
  • 🌏ロシア軍迫るウクライナ、緊迫続く
  • 👉「半導体業界史上、最大の上場を目指す」
  • 🎥躍進「ドライブ・マイ・カー」
  • ⚡️海外ユニコーンがガラパゴスに挑戦？
  • 🛍選択と集中、揺れる小売業界
  • ⛸波乱の五輪が閉幕
  • 🌟お知らせ：カテゴリタブの場所が変わりました

🌏ロシア軍迫るウクライナ、緊迫続く

【ワールド】ロシアがウクライナへの侵攻を開始しました。プーチン大統領は日本時間の24日、ウクライナ東部で軍事作戦を行う✍️ことを発表、直後にウクライナ各地への侵攻が始まっています。これに対し米欧各国はロシアに対する制裁✍️を段階的に発表、プーチン大統領個人にも異例の制裁を行うとしています。さらに27日には国際決済ネットワークのSWIFT（国際銀行間通信協会）から一部ロシア銀を締め出す✍️新たな制裁に踏みきりました。日本もこれらの動きに協調しています。現地ではウクライナの首都キエフにミサイル攻撃があったもののウクライナ軍の抵抗は激しく、ロシア軍の進軍スピードは予測より遅いとの見方も。ウクライナには国際的なハッカー集団「アノニマス」も加勢し、ロシアの政府機関にサイバー攻撃を仕掛け、ロシア外務省や国防省などのサイトはつながりにくい状況が続いています。ロシア、ウクライナいずれも公的なSNSを通じ、積極的に情報を発信しながら事態は進展、世界の多くの人はスマホを握り締めながら固唾を飲んで見守っています。
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ウクライナ侵攻による企業や経済への影響
📉マーケットへの影響
✔︎日経平均、終値478円安の2万5970円　昨年来安値を更新
✔︎ビットコイン急落、プーチン大統領がウクライナ東部で軍事作戦決定
✔︎原油が大幅高、北海ブレント105ドル台　ロシア制裁で
🏢企業への影響
✔︎ロシアのウクライナ侵攻が日立に影響、1兆円で買収した米社の現地5拠点に約7200人
✔︎英BP、ロスネフチ株売却　ロシアから事実上撤退
✔︎世界最大の輸送機がキエフ近郊で焼ける　世界に1機、宇宙船の運搬用✍️
📱テクノロジー業界への影響
✔︎半導体大手各社、ウクライナ侵攻による供給網混乱は限定的と予想
✔︎旧Facebook、ウクライナの利用者保護　監視部門を設置
✔︎マスク氏、ウクライナを支援　衛星ネット送受信機提供✍️
✔︎ウクライナ副首相、クックCEO宛の書簡でロシアでのアップル製品販売停止とApp Store遮断を要請
👟スポーツ界への影響
✔︎CL決勝のロシア開催剥奪へ　侵攻巡り、スポーツ界に余波
✔︎Ｆ１＝フェテル、ロシアＧＰ欠場の意向　「レース実施は間違い」
✔︎国際柔道連盟、プーチン氏の名誉会長職を停止

👉「半導体業界史上、最大の上場を目指す」

Bloomberg
【テクノロジー】ソフトバンクグループがイギリスの半導体設計子会社「アーム」の売却を断念した、と発表✍️しました。アーム売却をめぐっては2020年9月、アメリカの半導体メーカー「エヌビディア」に4兆円強（当時）で売却する契約が決まっていましたが、GoogleなどIT大手や各国の独禁当局から反発が相次ぎ今回の判断に。アームについては今後、「半導体業界史上最大の上場を目指す」と、孫正義会長は語っています。

🎥躍進「ドライブ・マイ・カー」

【カルチャー】濱口竜介監督の映画「ドライブ・マイ・カー」がアカデミー賞の作品賞にノミネート✍️されました。日本の作品がアカデミー賞の最高峰である作品賞にノミネートされるのは今回が初。村上春樹さんの短編が原作で、主演は西島秀俊さん。コメント欄でも「傑作」との呼び声も高く、3月28日に開かれる授賞式での結果に注目が集まります。

⚡️海外ユニコーンがガラパゴスに挑戦？

【スタートアップ】「Web3.0」で先行するユニコーン企業が日本上陸です。NFTやメタバースのゲーム開発を手がけるアニモカブランズが日本進出を発表しました。日本で大手出版社や金融機関などから11億円の出資を受けたとのこと。ただ、暗号資産に関わる企業にとって、日本の税制はガラパゴス化しているとの指摘も。山際経済担当相は衆院内閣委員会で「Web3.0を成長戦略に盛り込む」と発言しましたが、すでに技術や人材の流出は進んでおり、政府としての本気度が試されます。

🛍選択と集中、揺れる小売業界

【ビジネス】セブン&アイ・ホールディングス傘下「西武・そごう」の売却✍️交渉が本格化しています。一時、三菱地所や三井不動産が入札を検討しているとの報道もありましたが、セブン側は収益性に差がある地方を含む10店舗の一括売却を希望しており参加は見送りに。入札には投資ファンドなどが応じたようです。セブン&アイの構造改革については「物言う株主」バリューアクト・キャピタル・マネジメントがコンビニ事業への集中を求めていますが、セブン&アイの井阪社長は「イトーヨーカ堂は手放せない」と反論。今回は百貨店事業を切り離す選択のようです。米スピードウェイの大型買収などで手腕を発揮した井阪社長が進める「脱『鈴木』路線✍️」がどこまで実現するのかに注目が集まります。売却先は5月にも決定する予定です。

⛸波乱の五輪が閉幕

【スポーツ】熱戦が繰り広げられた北京冬季オリンピックが20日、閉幕しました。日本勢は平昌五輪を上回り史上最多となる18個のメダルを獲得。スノーボード男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢✍️選手は「史上最高難易度」の技を成功させライバル国からも称賛の声が送られました。一方、ROCのフィギュアスケート代表、15歳のカミラ・ワリエワ選手の検体から禁止薬物が検出✍️されました。16歳未満であることから出場は認められましたが、ワリエワ選手が3位以内に入賞した場合「メダル授与式を行わない」とする異例の対応に議論が広がりました。

🌟お知らせ：カテゴリタブの場所が変わりました

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執筆：足立真莉
編集：田井明子
バナーデザイン：黒田早希