2022/2/25

【#6】私たちはこう思う!Student Pickerコメント紹介

様々な専門性を持ったピッカーに加えて、未来を担う学生と一緒に、経済をもっとおもしろくするためのコミュニティを一緒に作りたい。そんな想いから、学生の皆さまより募集したNewsPicks Student Picker。
今回は、学生のリアルな意見を知ることができるStudent Pickerのコメント紹介第6弾です。気になるStudent Pickerをぜひフォローしてみてください。
(記事をご提供いただいている媒体社の都合で、記事の掲載が終了している場合があります。予めご了承ください。)

"女性管理職など30%程度「早期達成困難」が半数以上 主要100社 NHKニュース"

NHKニュース
性別に関係なく、優秀な人が昇進するという平等のため、
今の不均衡を一時的に是正する目的が重要なのではと思いました。

あとすごく思ったのが、女性が(潜在的にも)管理職を目指「せない」背景もあるのではないでしょうか。重要な会議のメインテーブルに座れない、女性が昇進の交渉をできるような文化ではない、そもそも女性をあまり採用しないなど…
企業や業界にもよりますが、性別だけでなくあらゆる属性の人が平等にやりたいことをできるような土壌・文化になってほしいです…

参考:この本、今まで意識していなかった性別による差を痛快に表現していて、なおかつ勇気づけられたのでとてもおすすめです。
https://nikkeibook.nikkeibp.co.jp/item-detail/19876

早大、ネット授業の複数同時視聴で「約100人不合格」が波紋 商学部「不正受講は事実と認識」

J-CASTニュース
現役大学生ですが、テスト直前に講義をまとめて受講し知識を詰め込みたい学生の気持ちも、しっかり毎週講義を受けてほしい教授の気持ちもよくわかります。

私の大学では、オンデマンド授業に関しては公開期間が決まっており期間内に受講しないとデータがオンラインから消えてしまうものや、期間内に課題提出があるものだったり後でまとめて見ると不都合がでてくるものばかりでした。

オンデマンドは学生が怠惰になれることが問題視されますが、期間内に受講する策を講じれば対面授業よりも質の高いものになるのではないのでしょうか

就活生たちの「会社選び」が激変中…彼らが「安定」よりも重視し始めた“意外なこと”

現代ビジネス[講談社] | 最新記事
先日のドコモの件もそうですし、日本全体の給料が低水準から一向に改善しないことも踏まえて、「大企業に入れれば大丈夫」なんてのはもう本当に存在しないですよね。

ただ、ここで問題になってくるのが「自律的にキャリアを描き、歩ける大学生はどれぐらいいるのか」という話です。

キャリア支援の団体でメンタリング、コーチングを通して他の大学生とキャリアについて語り合っていますが、半分以上の学生が「これまで何してきたのかわかりません」「特に頑張ったこととはないです」と答えます。これがわざわざキャリア面談に申し込んでくる一部の学生からのサンプリングだということが更に恐ろしい。

と言ってる自分自身も、では自らの内発的動機とスキルスタンス、あとは事業を作る力だったりマネジメント力…ようは社会人として世の中に組織的に価値を提供できる力だと思いますが、それがあるかと言われれば危ういですし、それを身につけられる環境を定義して、そこに飛び込むってすごく難易度の高いことだなと思います。

「新卒一括採用」「メンバーシップ」という仕組みを帰るのはもちろん難しいですが、それ以上にそこで働く人の意識(文中では対話が必要と書かれていますから、若手のキャリアに向き合う傾聴力とか)、学生のキャリアを描く力、自ら道を拓きそれを正解にする力を、どう養っていくか、そのためにどんな環境や仕組みが必要か。。問題は想定している以上に根深いと思います。

Z世代の6割「日本の未来に期待をしていない」…「自分が投票してもしなくても政治は変わらないと思う」とも回答

まいどなニュース
>>「自分が投票してもしなくても政治は変わらないと思う」と56.9%の人が回答

このように若者が思うのは、自らの考えや意見が政治に反映されてない実感があるからでしょう。その根底にあるのは、代議制民主主義・間接選挙への不信ではないでしょうか。

一人一票で多数決で決まる現行の選挙のやり方では、政治家は生存戦略上、どうしても人口比の多い層の意見に受けるように公約を作りざるを得ません。いくら若者が日本の政治家や政治内容を批判しても、現在の状況が参加者(政治家や利権者)にとって最も安定的(ゲーム理論的にはナッシュ均衡)なので、変えるのは容易ではありません。

人の行動選択を無理やり変える事が難しい時、「仕組み」を見直してみるのも手だと思います。
現行の若者、少数派の意見が政治に反映されにくいのは、そもそも国民の意見の集約ルール、つまり現在の多数決による投票方式にかなりの改善余地があるのではないかという、問題提起です。

一人一票の多数決では、死票が多くなり少数派の意見が結果に反映されにくくなりますが、例えば「1票を分割」して自分の意見と近い候補者に0.5票、0.3票、0.2票と切り分ける方法を使えば、より柔軟に少数派の意見が結果に反映されやすくなるかもしれません。
実際にスロヴェニアの国政選挙では「ボルダルール」という1番支持する人に3点、2番手に2点、3番手に1点というように傾斜をつけてその合計点で当選者を決めるやり方が採用されたりしています。

僕は、日本の未来は決して明るくはないが、僕らの手でなんとかしていけばまだまだ立ち直れる、と信じています。
大事な事は、ただ不満や文句を垂れるのではなく、知識がなくてもダメなりにバカなりに青く社会の事や未来の事を考え続ける事だと思います。

※多数決ルールについては、慶応の坂井豊貴教授の「多数決を疑う」(岩波新書)がオススメです。民主主義の根幹となる、投票(集約ルール)の仕組みについて学問的に書かれており、大変刺激を受けました。
※最近読んだ、東大の宇野重規教授の「民主主義とは何か」(講談社現代新書)も、現在のポピュリズム化、中露初めとする独裁的指導者の権力拡大が進む世界の状況を前に、そもそも民主主義とは何かについて見つめ直せた意味で非常にためになりました。

年103万トンの食品ロスを救え 日本でも拡大、食べ残しの持ち帰り活動

SankeiBiz(サンケイビズ):自分を磨く経済情報サイト
持ち帰りが恥ずかしいとか、カッコ悪いという意識が日本にまだ根強くあるのは、食への教育が確実に行われていないからだと感じます。
生きている鶏を自分自身の手で絞めたり、牛が工場で加工されるまでの過程を目の前で見たからこそ、絶対に食べ物は残さない、捨てないと決めています。

食への教育を確実に行うことで、持ち帰りが恥ずかしいことではなくなり、食べ物を大切に扱うひとが増えると思います。

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