岸田首相、3回目はモデルナ接種へ…交互接種の有効性アピール
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岸田首相のアピールの通り、交互接種の安全性については、1、2回目と同じワクチンを打つ場合と差はないと考えられています。
また、効果についてはむしろ2回目までと違うワクチンを打つ方が、同じワクチンを打つよりも、体内にできる抗体の量がやや多くなるとする海外の研究報告があります。
モデルナで副反応が多かったとされているのは2回目までの話であり、3回目では実際モデルナの量が減量されていますので、副反応の割合が違いそうなこともイメージはつきそうですが、日本を含む一部の国でなぜか広がってしまった「印象」に基づく嗜好の偏りだと思います。
どこまで影響があるかは分かりませんが、アピールする価値はありそうです。1/2回目がファイザーの場合は、3回目モデルナが一番抗体価が上がりますが、ファイザーでも十分上昇します。
1/2回目がモデルナの場合は、3回目はモデルナでもファイザーでも抗体価の上昇度はあまり変わりません。
https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2021.10.10.21264827v1.full.pdf
そしてモデルナは3回目は半量になるので副反応も1/2回目ほどではないと期待されます。
なので、選り好みするほどの違いはなく、1/2回目どちらであったかにかかわらず、3回目はしかるべき時期にうてる方どちらでもよいと思います。
ちなみにわたしは1/2回目ファイザーで、3回目もファイザーをうちました。選んだわけではなく、勤務先の病院でうつことができたからというだけの理由です。オミクロンが重症化しにくい前提で3回目ワクチン接種の意味を考える。
A.(3回目ワクチン摂取をしない場合)
万一オミクロンに感染しても無症状の可能性は高い。仮に症状が出たら2〜3日寝こむことにはなる。
B.(3回目ワクチン接種をする場合)
割と高い確率で熱が出て、やはり2〜3日寝こむ。
AでもBでも2〜3日寝こむという状況は変わらない。しかもBは国民全体で積極的に摂取するわけだから、概算で1000万人くらいの人はワクチン接種後に熱を出し寝込むことになる。
2万3万人のオミクロンによる発熱を制御するために1000万人の発熱者をあえて排出することに政策のアンバランスさを感じる。1000万人発熱したら中には一定数重症化する人も出るだろうしレアケースとはいえ死亡する人もいるであろう。
前回までの2度のワクチン接種状況とはだいぶ環境が変わってきたような気がする。