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コメント
注目のコメント
シリコンバレーでも、大量のスタートアップが生まれているウェブスリー(Web3.0)の分野。その裏側にある技術はさておき、大きなムーブメントを起こしている、注目のスタートアップたちを紹介してもらいました。
興味のある方は、シリコンバレーのVCでweb3.0に熱心に投資している、Andreessen Horowitzの資料もおすすめです。
:An Agenda for the Third Generation of the Internet
https://a16z.com/wp-content/uploads/2021/10/How-to-Win-the-Future-1.pdf
個人的にはアクシー・インフィニティーに以前から注目しています。仮想空間におけるタスクや労働が、これだけなめらかに金銭価値としてやりとりされる実情は、未来の働き方をみるようだからです。Web3.0の意味は良く分かります。しかし、デジタルコンテンツをNFTや仮想資産でマネタイズすることにあまり共感できません。インターネット創世記から30年以上付き合ってきましたが、ついに共感しづらい世代が来てしまったかもしれません。
確かに、Web3.0の仕組みを使えばデジタルクリエーターやオープンソースソフトウェアの作者が経済的利益を直接得やすくなると思います。しかし、それはWinner Takes Allをさらに加速するだけで、さらに息苦しくなる予感もします。(うまく表現できませんが)ゲーム内のポイントやアイテムを換金できるアクシー・インフィニティについての
「パンデミックによって、仕事を失った東南アジアの人々たちに一気に広まりました。」
という記載を見て、「経済危機に陥ったベネズエラの人たちがゲームで稼いだポイントをビットコインに換金して稼いでいる」という2017年の記事を思い出しました。
https://markets.bitbank.cc/article/52cuhxep12747
このようなゴールドファーミングは中国ではその更に以前から結構メジャーなこと。アクシー・インフィニティも、換金を公式が認めた上でNFT化して取引を推奨している、というレベルにまだ留まっているようにも見えます。(それが重要なんだよ!という説もありますが…。)
このバーチャル上での価値の金銭化がアートや占いなど含め広い意味でのコンテンツ以外に広がってきたら相当デカイなと。ただ、まだその姿をはっきりとはイメージできずにいます。(スキルマーケットが既にやっていることのような気もするし。)来年も継続的に考えたいトピックです。