2021/12/17

DB、電力、移住…。今週のスタートアップニュース4選

中村 香央里

森 敦子

Osake Takenori

スタートアップ界の気になるニュースを毎週ピックアップする連載「Startup Now」。今週は、資金調達から話題のニュースまで4本のまとめをお届けします。

クラウド型のデータベース作成サービス「Airtable（エアテーブル）」を手がけるFormagrid（フォーマグリッド）が、シリーズFで7.35億ドル（約808億円）を資金調達した。

すでに企業評価額は110億ドル（約1.2兆円）を超え、デカコーン（企業評価額100億ドル（約1.1兆円）のスタートアップ）入りしたことを公表。2020年9月にシリーズDで1.8億ドル（約195億円）、2021年3月にシリーズEで2.7億ドル（約297億円）と短期間でラウンドを重ね、破竹の勢いで成長してきた。

コメント

注目のコメント

• 森 敦子

  ユーザベース INITIAL シニアアナリスト

  ・2021年12月17日

  Airtableは、2013年に設立して、2018年のシリーズCでユニコーン入り。その後のシリーズDから急激に成長速度が加速していることが印象的でした。ギアが急に入れ替わったような変化。
  
  オーガニックでの成長がベース。もちろん、サービスの使い勝手の良さもありますが、それを支えるのが、練られたSEO戦略。たとえば、検索で多くの人を惹き付けるために、検索を非常に研究し、様々なユースケースに対応するAirtableのテンプレートを揃え、ランディングページを充実させているようです。
  https://www.airtable.com/templates
  
  エンタープライズ向けに注力していくので、他SaaS製品とどのようにコラボして、どうサービスを進化させていくのかが楽しみです。
• 中村 香央里

  テクノベート経営研究所

  ・2021年12月17日

  今週の4選です！民間の電力取引市場を運営するのはデジタルグリッド。卒FITの電力の受け皿となる国内初の民間電力市場。新しい仕組みを作ろうという発想がすごい。市場参加者が増えてきたら株式市場の板寄せみたいなこともできるようになる、とのこと。それ面白い。
  
  副業マッチングのoverflowの鈴木CEOには副業メンバーと働くコツを聞いてみました。「情報のゲートを作らない」「ドキュメントを残す文化」とのこと。確かに、全員が同じ情報にアクセス可能な環境だったら、時間も場所も自由に選んで働くための障壁がひとつなくなる。なるほど。
• 佐藤 元則

  NCB Lab. 代表

  ・2021年12月17日

  Airtableは使い勝手が良さそう。画像や動画、ドキュメントも簡単にデータベース化できる。誰でも考えそうなことなのだけれど、それを実現したことがすごい。