2021/12/19

【直撃】スカイマーク社長に「疑問」をすべてぶつけてきた

NewsPicks 編集部 記者・編集者
この一年半、コロナ禍でさまざまな航空業界のニュースが飛び交ってきた。日本航空(JAL)や全日本空輸を傘下に持つANAホールディングスは巨額赤字を計上し、資金調達を繰り返してきた。
ただその中で、スカイマークは、再上場申請の取り下げや佐山展生会長の突然の退任など、他の航空会社以上にネガティブなニュースが多かった。
さらに特集の1話目でも解説した通り、航空業界の新興勢力としてスタートしながらも、LCCなどの登場で、中途半端な立ち位置にもなってしまっている。
率直に言って、現在のスカイマークの経営は大丈夫なのか。これからどう戦っていくつもりなのか。
スカイマークの洞駿社長にシンプルな質問をぶつけた。
洞 駿(ほら・はやお)/ スカイマーク社長
1947(昭和22)年生まれ。1971年、東京大法学部卒業。同年7月、運輸省(現・国土交通省)入省。航空局長、国土交通審議官などを歴任。2007年より全日本空輸の常勤顧問や副社長などを務め、2018年、スカイマークの顧問に就任。2020年2月より現職。74歳。

このままだと「債務超過」だった

──9月末に、40億円の資金調達をしました。率直に、経営は大丈夫なのでしょうか?