2021/12/5

【徹底解剖】シェアサイクルの実態を根掘り葉掘り聞いてみた

ジャーナリスト
東京ばかりでなく、各地に広がっている「ローカルモビリティ」がシェアサイクルだ。
アプリをスマートフォンに入れて利用登録しておけば、エリアのあちこちにあるポート(駐輪場)に置かれた自転車をスマホを使って解錠し、どこのポートでも返せる。
いわば、それまで人力で行われてきた自転車の貸し借りを”DX”したのがシェアサイクルといえる。自転車に通信機能を載せ、GPSと組み合わせることで、「どこに何台あるか」アプリ上の地図に示され、利便性が高まった。
各社のポート数が増えて利便性が向上し、近場を移動する手段として幅広い世代が使うようになってきている。
一方で、最寄りのポートに自転車がなかったり、破損・故障していたり、展開エリアに偏りがあったりと、利用者がストレスを感じる場面も少なくない。
実際のところ、シェアサイクルのビジネスはどうなっているのだろうか。
サービス展開する主な事業者への取材をもとに、現状と今後をQ&Aでお届けする。