オーストリアがワクチン義務化へ 感染拡大、規制再強化の欧州
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ロックダウンを通じてワクチン接種率を高める狙いもあるのでしょうが。10〜12月期に景気のスローダウンが進むヨーロッパの国が散見されそうです。
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ドイツやベルギーといったヨーロッパ諸国に先んじて、ロシアやルーマニアあたりで今年6月に始まった感染急拡大は、ワクチン接種率の低さに原因を求めることも可能でした。
ドイツや周辺諸国で10月から起きている事態は、ワクチン2回の接種率が70%を超えても感染急拡大は起こる、ということを示しています。
世界でもいち早く接種率70%に達したイスラエルとシンガポールで、その5か月後ほどに感染急拡大が始まったのとよく似ています。東欧圏でワクチン接種が低い理由ですが、報道では共産政権時代の名残による政治不信に端を発して社会の様々なレベルでワクチン不信が広がっていることがうかがえます。
https://www.politico.eu/article/covid-vaccination-eastern-europe-trust-fourth-wave-vaccine/
https://www.reuters.com/world/europe/regret-defiance-europes-vaccine-shy-east-covid-19-rages-2021-10-21/
https://www.euractiv.com/section/all/news/why-europes-east-does-not-trust-the-covid-19-vaccine/
元々これらの国では医療システムに対する国民の信頼が低かったことに加えて、幾つかの国では混乱する政局の中で国民に不人気なワクチンに関する発言を避けたり公然とワクチン懐疑論を唱える政治家がいること、ソーシャルメディアのみならず一般市民に大きな影響を与えるかかりつけ医や教会関係者にもワクチン懐疑論を唱える人がいるなど、問題は複層的です。
ルーマニアの状況は以下のNYTの記事が詳しいです。ルーマニアでは農村部での接種率はブカレストなど大都市の半分に留まる一方で、こうした地域で大きな影響力を持つ正教会が接種推進に非協力的なようです。
https://www.nytimes.com/2021/11/08/world/europe/romania-covid-vaccine-refusal.html