2021/11/16

【決定版】プロ10人が選ぶ「お金に強くなれる本」30選

NewsPicks 副編集長
現代ビジネスパーソンには、教養としての「ファイナンシャル・リテラシー(金融リテラシー)」が必要だ。
今回の特集のテーマである「お金から本当に自由になる」ためには、ファイナンシャル・リテラシーを常にアップデートし、高め続けることが有効だろう。
お金に関する本があまたある中で、プロフェッショナルとしてお金に関わってきたエキスパート(専門家)たちは、どのような本を読んで知識を深めてきたのか。
10人のプロにおすすめの3冊をそれぞれ選んでもらった。マンガや絵本だけでなく、読み物、対談本、硬派な経済学の本まで、厳選された30タイトルを紹介しよう。
INDEX
  • 1️⃣ 赤井 厚雄(ナウキャスト会長)
  • 2️⃣ 大槻 奈那(マネックス証券役員)
  • 3️⃣ 崔 真淑(エコノミスト)
  • 4️⃣ 篠田 尚子(楽天証券経済研究所)
  • 5️⃣ 田内 学(元ゴールドマンサックス)
  • 6️⃣ 瀧 俊雄(マネーフォワードCoPA)
  • 7️⃣ 橘 玲(作家)
  • 8️⃣ 中野 晴啓(セゾン投信CEO)
  • 9️⃣ 中村 岳嗣(スタイリィ社長)
  • 🔟 横田 健一(ファイナンシャルプランナー)

1️⃣ 赤井 厚雄(ナウキャスト会長)

📖『随筆泥仏堂日録』
富豪の家に生まれ、銀行の頭取などを務めながら、若い芸術家と交流し、古今の美術品を蒐集(しゅうしゅう)するのみならず、数百年途絶えていた各地の焼き物を再生した「突き抜けた人」川喜田半泥子(はんでいし)の日記的随筆。
アートと共に生きた彼の人生は、お金を稼いだり増やしたりした後、どう使うか、を考えることの重要性を気づかせてくれる。
📗『予測不能の時代』
教科書通り、一生懸命働いて稼ぎ、若いうちから投資をしてリタイアしても、その先は安泰ではない。
予測不能な時代を幸せに生きるにはどのようにしたらよいか。データやAI(人工知能)に対する議論をリセットし、変化を恐れず、むしろそれと向き合って機会にしようという科学者の視点が力を与えてくれる。
📘『レモンをお金にかえる法』
自分一人だけ、FIREでリタイアしても、家族の心配ごとはなくなりません。
自分の子どもや次の世代が金融のリテラシーを持ってくれなければ、人生の最後の最後で大どんでん返しを食らいます
子どものための経済学入門書として、古典とも言える本書は、そのどんでん返しのリスクを最小化するのに役立ちそうです。

2️⃣ 大槻 奈那(マネックス証券役員)