2021/9/19

iPhone新旧モデル、フルラインアップ徹底比較

最新「iPhone 13」シリーズと旧機種は具体的にどう違うのか
ーー筆者のジョアンナ・スターンはWSJパーソナルテクノロジー担当コラム二スト
昔々の2007年、1台のiPhone(アイフォーン)が1人の男性によって紹介された。
先日、数人の男性と女性によって、新たに「iPhone 13」の4モデルが紹介された。
各モデルには最低4種類のカラーオプションと3種類のストレージオプションが用意されているほか、旧機種も販売が継続されている。
iPhoneには何兆個もの選択肢がある!
現行のiPhoneモデルは、399ドルのものからオプションによって1000ドルを超えるものまで幅広い価格帯の製品がそろっている(写真:Apple)
オーケー、これはさすがに大げさだ。しかし、アップルは14日、あらかじめ録画された新製品発表会で、4モデルのiPhone 13を発売し、4モデルの旧機種の販売を継続することを明らかにした。
筆者が以前説明したように、これは、アップルウオッチを含む製品ラインアップで「良い、より良い、一番良い」製品をそれぞれ提供するというアップルの戦略だ。
ビジネスの観点からすれば、これはアップルにとって非常に理にかなっている。低価格のモデルで多くの人を引きつけ、その人たちにより高いモデルに買い替えさせていくことができるためだ。
顧客の観点からすると、私たちには全員「iPhone分類学」を修めることが求められる。iPhoneにはさまざまな種類があり、急速に増殖するためだ。
幸い筆者はその上級学位を持っており、カメラや画面サイズ、バッテリー駆動時間を中心にそれぞれの違いを入念に調査した。以下にその違いを概説する。
INDEX
  • iPhone 13 mini
  • iPhone 13
  • iPhone 13 Pro
  • iPhone 13 Pro Max
  • iPhone 12と12 mini
  • iPhone 11
  • iPhone SE
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iPhone 13 mini

(699ドル~。日本では8万6800円~)
「iPhone 13」と「iPhone 13 mini(ミニ)」はいずれも昨年のモデルと比べてバッテリー駆動時間が伸びた(写真:APPLE)
長所:正直に言って、昨年発売されたminiとほぼ同じだ。
前面のノッチ(画面上部の黒く切り抜かれた部分)が小さくなったことやカラーの種類が変わったこと、カメラが対角線上に配置されていることに気づかなければ、違うスマホだとは思わないだろう。
しかし、だからと言って、素晴らしくないというわけではない。