コメント
注目のコメント
この点に関しては、すでにNEJMに報告があります。
▷https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2108891
のFigure1になります。
1回接種だと、ファイザー社でもアストラゼネカ社でも同様に効果は低下し、
アルファ株でワクチンの有効性は48.7%(95%CI45.5~51.7)
デルタ株は30.7%(95%CI25.2~35.7)に低下。
2回接種になるとワクチンによる差が顕著になります。
ファイザー社ワクチンでは,
アルファ株で93.7%(95%CI 91.6~95.3)
デルタ株で88.0%(95%CI 85.3~90.1)
アストラゼネカ社ワクチンでは、
アルファ株74.5%(95%CI 68.4~79.4)
デルタ株 67.0%(95%CI 61.3~71.8)
そこまでの差ではないといえますが、デルタ株の方が効果はさがるということになります。
そしてデルタ株に対してCDCが8月6日に更新した記事によると、
Vaccines in the US are highly effective, including against the Delta variant(米国で承認されているワクチンは、Delta variantを含めて高い効果がある)としています。
▷https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/variants/delta-variant.html
そして、
『デルタ株は、ワクチンを接種していない人に対し以前の株よりも重篤な病気を引き起こす可能性がある。カナダとスコットランドで行われた2つの研究によると、デルタ型に感染した患者は、アルファ型やオリジナルウイルス株に感染した患者よりも入院する可能性が高かったとされています。』
と述べています。
つまり、この記事のタイトルは、
デルタ株(は)、(オリジナル株・アルファ株に比較して)ワクチンの効果は(いくらか)低い=(特にワクチン未接種であると)重症化のリスクは(より)高いー米CDC
ということですね。
誤解を招きそうなタイトルと思います。